大学校及び設置科 東北職業能力開発大学校 附属秋田職業能力開発短期大学校 住居環境科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 建築計画、建築材料、建築設計、建築施工、建築施工実習?
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

課題を通して、既存建築物の調査方法、建築改修設計技術、建築改修施工技術を習得します。

製作の目的と概要

バリアフリーの考え方は現在の住宅建築では欠かせない要素です。本課題では、住宅におけるバリア(障壁)がどこに存在し、取り除く方法にはどのようなものがあるかを調査・検討しました。また、既存住宅のバリアフリー改修を前提とし、限られた条件の中で「使いやすい」「住みやすい」「やさしい」住環境とは何であるかを習得し、具体的なバリアフリー住宅のかたちを提案できることを目的として取組みました。
★技能・技術習得目標:
課題を通して、住環境整備の考え方、住宅建築における企画、設計、施工等の総合的な実践技術を習得します。

成果

バリアフリー性能を検証するため、便所、階段を模擬的に制作しました。階段については勾配の異なる2種類を制作し、違いを体感できるようにしました。高齢者体験装具を着用した上で、制作物を利用し「使いやすさ」や改善のポイント等を抽出しました。その結果を改修設計に活用しました。
★アピールポイント:
ポリテクニックビジョンにおいて来場者に利用していただき、便所の広さや手すりの位置、身体的な負担を感じるかなどを体感していただきました。また、オープンキャンパスでは「高齢者にやさしくない建築体験」をテーマに制作物を利用し模擬授業を実施しました。住居環境科に入校を決める学生もおり、募集活動としても有効でした。

※この課題情報シートには、学生が作成した予稿原稿が含まれています。
バリアフリー住宅の検証と改修設計(H23)の画像1
図1 製作した階段
バリアフリー住宅の検証と改修設計(H23)の画像2
図2 検証の様子
バリアフリー住宅の検証と改修設計(H23)の画像3
図3 ポリテクニックビジョンでの来場者への説明