専門課程とは

基礎的な技能・技術から専攻分野に必要な高度な技能・技術までを 体系的に習得する2年間の訓練課程です。この課程では、自らものづくりができる実践技術者(テクニシャン・エンジニア)として相応しい能力を身に付けることができます。
その教育訓練のシステムは、(1)理論と技能・技術をそれぞれ切り離して学ぶのではなく、それらを有機的に結びつけた実学融合、(2)実験・実習を多く取り入れ、また一般教養も重視した独自のカリキュラムで教育訓練を実施しています。

応用課程とは

高度な技能・技術や企画・開発能力などを習得する2年間の訓練課程です。この課程では、OJTを意識した教育訓練のシステムにより生産現場のリーダーとして相応しい素地を身に付けることができます。
その教育訓練のシステムは、(1)製品の企画開発から製作までの具体的なものづくりの課題学習、(2)ものづくりの現場を想定した実学の融合、(3)各人が専門性を発揮し共通の課題に取り組むワーキンググループ方式を取り入れた全く新しい教育訓練システムであり、創造的にものづくりを行う能力を習得することができます。

応用課程とは

総合制作実習とは

本課題は、専門課程で学生が取り組む課題です。
これは、各技術分野の総合的な技能・技術要素が含まれる課題を計画し、専門課程各科の系基礎学科目および実技科目、専攻学科目および実技科目で習得した技能・技術や知識を駆使して、設計から製作までの一連のプロセスを通して、ものづくりについての総合的な技能・技術を習得する課題です。
本課題は、学生や企業などの問題提起によるテーマ(調査、実験、解析、設計、製作等)などにより、実践技術者に必要と考えられる総合的な知識や技能・技術を実践するテーマを設定することで、計画的および総合的に問題解決をおこなうための知識や技能・技術を習得することも目的としています。

開発課題実習とは

本課題は、応用課程で学生が取り組む課題です。
これは、生産現場や建築生産および建築施工現場を擬似的に訓練現場に持ち込み、応用課程各科の専攻学科目および専攻実技科目で習得した知識や技能・技術を駆使して、「ものづくり」の企画、設計、製作までの一連の流れを擬似的に経験し、総合的な技術要素の習得を図ります。
本課題は、生産現場や建築生産および建築施工現場を意識した「ものづくり」全工程の管理を主体的に行なうことにより、複合した技能・技術およびその活用能力(応用力、創造的能力、問題解決能力、管理的能力)を習得することも目的としています。

掲載した課題情報

本課題情報は、職業能力開発総合大学校東京校ならびに職業能力開発大学校および附属職業能力開発短期大学校において、学生が取り組んだ実習課題を掲載しています。

本課題情報は、次に示す実習で学生が取り組んだ課題を掲載しています。

  1. 専門課程 総合制作実習
  2. 応用課程 開発課題実習

課題情報シートの構成

  • 課題名
    実習において学生が取り組んだ課題名を記載しています。
  • 施設名
    課題に取り組んだ職業能力開発総合大学校東京校ならびに職業能力開発大学校および附属職業能力開発短期大学校の名称を記載しています。
  • 課程名
    専門課程または応用課程の別を記載しています。
  • 訓練系科名
    課題に取り組んだ専門課程の訓練科名、応用課程の訓練系名を記載しています。
  • 課題の区分
    取り組んだ課題の区分を示し、専門課程では総合制作実習、応用課程では開発課題実習における課題として区別し記載しています。
  • 課題の形態
    取り組んだ課題を研究、製作、開発等で区分して記載しています。
  • 課題の制作・開発目的
    課題に取り組んだ目的について、文章と次に示す(1)~(4)の区分で記載しています。
    なお、応用課程の開発課題については、機械、電気電子、情報の各技術要素を分けて区分を記載しています。
    1. 課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
      学生が当該課題に取り組む際に前提となる知識、技能・技術を記載しています。
    2. 課題に取り組む推奨段階
      学生が当該課題に取り組むにあたって、最良と考えられる段階(時期)を記載しています。
    3. 課題によって養成する知識、技能・技術
      学生が当該課題に取り組んだ結果養成されると思われる技能・技術等を記載しています。
    4. 課題実習の時間と人数
      当該課題に関わった学生の人数と課題完成までの時間数を記載しています。
  • 課題の成果概要
    当該実習課題の成果について、図表や文章で示しています。
  • 課題制作・開発のポイントおよび所見
    当該課題において、特に教育訓練から見た際の指導の流れなどの概要(ポイント)や学生が当該課題に取り組むことによる知識や技能・技術の向上、および課題における問題の解決の推移等による学生のスキル向上について、担当教員の所見として記載しています。
  • 課題に関する問い合わせ先
    1. 施設名
    2. 住所
    3. 電話番号
    4. 施設Webアドレス