大学校及び設置科 近畿職業能力開発大学校 附属滋賀職業能力開発短期大学校 電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 アナログ回路技術、ディジタル回路技術、マイクロコンピュータ工学、移動体通信技術、センサ工学、インターフェイス技術、組込みシステム工学、組込みシステム工学
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

電子回路設計技術、プリント基板設計技術、電子機器組立技術、マイコンプログラミング、GPS利用技術、MPPTによるソーラーパネルの電力制御

製作の目的と概要

ソーラーパネルからの電子供給により、GPSによる自動操舵で航行する船で競技をする琵琶湖クルーレス・ソーラーボート大会へ出場するために、5年前からクルーレス・ソーラーボートの製作を行ってきました。GPSモジュールは位置情報を特定するため、携帯電話等で普及しています。MPPTもソーラーパネルの普及により、広く利用されています。
本課題では、GPSを利用しての自動航行システムとMPPT制御装置を開発することにより、GPSの利用技術、MPPTの制御方法、電子回路、プリント基板およびマイコンの開発技術の習得を目的としました。
★技能・技術習得目標:
課題を通して、GPSの利用技術、MPPTの制御方法、電子回路、プリント基板およびマイコンの開発技術の習得をします。

成果

クルーレス・ソーラーボートで使用できる、GPSを用いた自動航行システムとMPPT制御装置を製作しました。GPSレシーバーを船外からの無線による経由ポイント設定が出来る様にした事で、大会での調整を容易にしました。MPPT制御基板を、従来の物よりも約10%小さくするこができました。
★アピールポイント:
平成24年8月に開催された第16回琵琶湖クルーレス・ソーラーボート大会で使用し、3位に入賞することができました。

※この課題情報シートには、学生が作成した予稿原稿が含まれています。
クルーレスソーラーボード用GPS・MPPTコントローラの製作(H23)の画像1
図1 大会で使用した回路
クルーレスソーラーボード用GPS・MPPTコントローラの製作(H23)の画像2
図2 GPSモジュール
クルーレスソーラーボード用GPS・MPPTコントローラの製作(H23)の画像3
図3 新たに製作したマイコン制御部