大学校及び設置科 東海職業能力開発大学校 附属浜松職業能力開発短期大学校 生産技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 機構学、機械加工実習、CAD、CAM、数値制御加工
課題に取り組む推奨段階 機械設計、CAD、CAM、機械加工実習の終了後
課題によって養成する知識、技能・技術

課題製作を通して主に以下の、技能・技術・知識を身につけます。 ・機構学のリンク機構、スライダ機構等の知識 ・冶具設計・製作能力 ・各種工作機械取り扱い技能技術 ・組み立て調整技術 ・図面読解能力 CAD CAM技術

製作の目的と概要

複雑な機構を持ち、機構学の知識、製作時に高精度の加工精度を求められる、ピストンエンジンは、汎用工作機械、NC工作機械の技能技術の向上に適すると考え、設計・製作を行うことにしました。
さらに、ピストンエンジンの中でも、通常自動車や、航空機等に搭載されている直列、水平対向エンジン、V型エンジンよりも機構や形状が特殊な、星型エンジンを選定することにより、メカニズムの設計能力、冶具設計能力、汎用工作機械、数値制御工作機械の技能を習得し、製作した部品を組み立て、設計どおり稼働した時の達成感とものづくりの楽しさを実感させることが目的です。

成果

? 回転すべり子機構を理解しました。
? CAD/CAMを使用して部品の干渉確認及びカッターパス制作ができるようになりました。
? 各種加工冶具設計、製作ができるようになりました。
? 汎用工作機械、数値制御工作機械による加工技能が向上しました。
星型5気筒エンジンモデルの製作(H22)の画像1
図1 製作品
星型5気筒エンジンモデルの製作(H22)の画像2
図2 クランクケースシリンダー