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課題の要約
AI を活用した故障診断(R2)
大学校及び設置科
中国職業能力開発大学校 附属福山職業能力開発短期大学校 電子情報技術科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術
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課題に取り組む推奨段階
専門課程
課題によって養成する知識、技能・技術
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製作の目的と概要
モータの損傷の早期検出は、モータ回転の精度や運転効率の維持だけではなく、機械全体に致命的なダメージを与えないようにする為にも非常に重要な技術です。AI(機械学習)の技術を応用して、モータの異常を検出する手法について研究し、モータの異常検出にその技術を使う方法を開発するのが目的である。
成果
機械学習をさせる際、今回の様にすべての故障パターンの異常データがあらかじめ準備できないケースでは、各種機械学習の方式の中より教師なし学習が適すると考え、教師なし学習の1種であるクラスタリング方式を採用して検討した。
マイクで音データを取得し、その後数値化し、高速フーリエ変換により周波数領域に変換しそれぞれそのデータを5つの周波数帯に分割し、それぞれに対し平均値、最大値、主要周波数、標準偏差、歪度、尖度を算出し30種類のデータとして保存した。そのデータを主成分分析によりメインの2種のデータに次元削減し、クラスタリングと呼ばれる分類方法で、システム開始時にあらかじめ取得しておいた正常時のデータと比較し、異常の度合いを異常値(rate)と新たに定義した値に変換し、あらかじめ定めた閾値と比較して大きい場合は異常と判定した。
本アルゴリズムを持つシステムをAIに特化した小型コンピュータであるJetson nanoに作成し、システム制御、メールによる異常時の作業員への通知、詳細データをJetson nanoに設けたWebサーバーより遠隔で閲覧できるシステムも構築した。
モータの故障はベアリングから発生するとの知見より、意図的につけるキズの深さを変えて加工したベアリングを使いモータの故障判定ができるかを検証した。異常値(rate)は正常の場合ほぼ0.51から0.56に分布することに対し加工穴の深さを0.6mm,1mm,2mmと変更したベアリングのモータでは異常値(rate)はそれぞれ0.66,0.89,0.99であった。これにより閾値を0.6と設定することでモータの異常が検出できることが検証できた。
図1 システム概念図
図2 故障判定システム
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