大学校及び設置科 東北職業能力開発大学校 附属青森職業能力開発短期大学校 電気エネルギー制御科
課題実習の前提となる科目または知識、技能・技術 電気回路Ⅰ、電気回路Ⅱ、電子回路工学Ⅰ、電子工学基礎実験、電子回路基礎実験
課題に取り組む推奨段階 専門課程2年
課題によって養成する知識、技能・技術

オペアンプ基礎回路設計技術(反転増幅回路、非反転増幅回路、バッファ回路、加算回路、差動増幅回路)、オペアンプ応用回路設計技術(フィルタ回路、精密整流回路)、電源回路設計技術(整流回路、平滑回路、直流安定化回路)

製作の目的と概要

メインアンプやプリアンプなどのオーディオ機器を製作するには、電子回路の基本技術を応用して設計・製作することができます。そのため、電子回路を深く学び、理解するには最も適した教材であります。ピークレベル・インディケータの製作では、オペアンプの基本回路、アクティブ・フィルタ回路、理想化ダイオード回路などの知識が必要です。また、機器の製作を通して、トランジスタを用いた電源回路の設計・製作、筐体設計・加工、計測器を使用した計測技術、はんだ付け技術など幅広い電子回路の技能・技術が必要となります。
本課題では、オペアンプを利用したオーディオ機器の設計・製作を行うことにより、電子回路設計技術の習得を目的としました。

★技能・技術習得目標:
課題を通して、オペアンプ応用回路の設計・製作技術を習得します。

成果

機器のデザイン作成を行い、加工図面を作成し、加工を行いました。各種電子回路の設計を行い、基板製作をしました。計測器を使用して特性測定を行い、設計通りとなっていることを確認しました。製作を通して、企業と同じ設計・開発を疑似体験することができました。

★アピールポイント:
学校説明会において、見学者の高校生や親御さんに音楽を楽しんでいただき、技術の高さを紹介することができました。
ピークレベル・インディケータの製作(H28)の画像1
図1 ピークレベル・インディケータの構成
ピークレベル・インディケータの製作(H28)の画像2
図2 ピークレベル・インディケータの外観