LANに関する資料は市販図書や文献等で多く巷に出回っているため、LAN
についての知識の習得はこれらを利用することで、比較的容易に得られると思わ
れる。 しかし、LANに関する技術の学習方法として、この様な市販図書等による知識
の習得に加え、実践を交えた体験的な実習形態をとる事でより効果的に習得でき
ると考える。
ただし、実践的に技術を習得する場合、市販図書の使用だけでは難しく実際のセ
ミナー環境のもと、総合的に実施することで効果が上がると思う。
本教材は、LAN/イーサネットの知識の統一を図った上で、機器等を体験的・
段階的に扱う事によって効率的に実習を行ない、LANに関する技術を習得し、
LANを導入/活用するための一助となるよう開発した。
主な実習内容は、まずWindowsによる共有設定というLANの基本的機
能を体験し、ケーブルの製作、NOSのインストール及びネットワークの管理等
を実施し、LANにおけるハードウェアからアプリケーションまで、全体的にL
ANの理解を深めていく。
また、共有設定したファイルへ一斉アクセスし、ネットワーク(Etherne
t)に負荷をかけた状態を、大まかではあるが視覚的に確認する内容も取り入れ
た。
以上、本教材の利用で講義と実習の両面からLANの基礎を習得することができ、
実践的な設定やより深い知識・技術を習得していくため基本となるものとして捉
える事ができる。 |