職業大フォーラム2014

10月16日~18日、東京都小平市の職業能力開発総合大学校において「職業大フォーラム2014」を開催しました。
当日は爽やかな秋晴れのもと、「第3回アジア職業訓練シンポジウム」、「第22回職業能力開発研究発表講演会」、「特別講演」の各イベントを実施しました。

アジア職業訓練シンポジウムでは、当校古川校長の進行のもと、アジア諸国の企業関係者、専門家をゲストスピーカーとしてお招きし、 アジア諸国における職業訓練や、日本の協力支援と人材育成について発表していただきました。 また、コメンテーターを交え、ASEAN諸国およびスリランカにおける職業訓練と人材育成について活発な意見交換がなされました。

アジア職業訓練シンポジウム

アジア職業訓練シンポジウム

職業能力開発研究発表講演会では、能力開発一般、機械加工、電気・電子工学、建築材料といったセッションに分かれ、日頃の実践や研究成果の発表が行われました。 当校教職員、学生のほか、(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構施設の教職員、学生、また企業、大学、公共団体等から計114件の発表があり、質疑応答では新たな提案など議論が交わされました。

職業能力開発研究発表講演会

職業能力開発研究発表講演会

特別講演では、ミズノ株式会社/グラブマイスターの岸本耕作氏をお招きし、グラブ作りへの思いをご講演いただきました。 インタビュー形式の和やかな雰囲気の中、裁断・縫製・芯入れ・紐通し等のグラブ作りの工程や、 イチロー選手や松井秀喜氏、宮本慎也氏のグラブ作りを担当した時のエピソードなど、興味深いお話を伺うことができました。 “選手が好プレーをした時には選手がすごいと思うが、エラーをした時には自分が作ったグラブが悪かったのではないかと思ってしまう”等、 講演者の人柄を表すお話の数々に、予定時間を超えるほどの質問や感想が出されました。

特別講演

特別講演

どのイベントも約200名のご参加をいただき、一部会場では立ち見が出るほどでした。ご来場いただきました皆様に深く感謝申し上げます。