「技能と技術」誌は、年4回(3月、6月、9月、12月)基盤整備センターのホームページにて発行しています。
 本誌は1966年の創刊以来、今年でなんと50周年です。これだけの長い年月続いていることに驚くとともに、編集担当としては責任ある仕事を任されているということを光栄に思います。本誌は、以前は印刷物として、主に職業訓練指導員に配布されていましたが、2009年3号より電子書籍として基盤整備センター(当時は能力開発研究センター)のホームページで公開されるようになり、現在に至ります。
 ここで、創刊当時を振り返ってみようと思い、当センターの資料室から創刊号を持ち出してみました。

  • 「技能と技術」誌創刊号表紙
  • 「技能と技術」誌創刊号目次

「技能と技術」誌創刊号表紙(左)と目次(右)
(1966年11月1日創刊)

 まず表紙を見ると、「技能と技術」のフォントがレトロチックな明朝体で表示されているのが印象的です。また、紙は長い年月で黄色く変色しており、なんともいえない懐かしい雰囲気です。デザイン画はシンプルかつ流麗な幾何学模様で、現在採用されている幾何学模様を主とした表紙デザインの原点がここにあることがわかります。
 表紙をめくって目次をみると、さまざまな技能・技術の解説記事から訓練生の運動能力調査まで、記事の多さとバラエティの豊かさに驚きます。この情報量で年6回も発行していたわけですから、編集担当者としては余計に驚いてしまいます。
 さらにページをめくると初代校長成瀬政男先生が書かれた巻頭言に心が動かされます。スキャンデータを以下に掲載いたしますので是非ご一読ください。

  • 初代校長成瀬政男先生が書かれた巻頭言
 私も成瀬先生の情熱を心に刻んで、より読み応えのある誌面作りに励みたいと思います。お読みいただいた皆さまも「こころざしの火」を文章にして、本誌で紹介してはいかがでしょうか。投稿に関するご相談はfukyu[$]uitec.ac.jpまでお寄せください。
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第2弾 本田技研工業株式会社 創業者 本田宗一郎氏の巻頭言はこちら
第3弾 ソニー株式会社 創業者 井深大氏の巻頭言はこちら