| 教材名 | 組版システムTeX操作技術 |
|---|---|
| 教材名2 |
| 教材ID | 68 |
|---|---|
| 教材作成者名 | 塚原 周信 |
| 教材作成日 | 1997-09-01 |
| 改訂情報 | 1993年7月 初版 |
| ジャンル名 | 高度教材 |
| 分野名 | 情報・通信系 |
| 業種名 | 未記入 又は なし |
| 職務名 | |
| 職務構成名 | |
| 区分名 | 教材 |
| 職業名 | 印刷作業員 |
イ.使用機材・資材一覧
ロ.訓練事前準備項目
今回は、著作権的に問題のない Linux Japan 編の「JE」 に含まれる 環境変数や初期化ファイルの設定を行なう。この設定は、ディレクトリーの構成によって記述が変化するので、必ず受講生が使用するマシンのうちの一台をテストマシンとして使用し、行なうこと。 印字する文字の種類や大きさと、使用するプリンターとの組合せにより、フォントが不足することがあるので、入念におこない、不足したフォントは、メタフォントを用いて作成する。 また、受講生にフォント作成の方法を実習させる必要があるので、実習の後半でのみ必要なフォントは作成せずに(あった場合は削除して)おく。 ハ.訓練項目と訓練経過時間
なぜこのセミナーを受講したか、各自の業務・興味・経験(パソコン操作歴を含む)を、話して頂く。講師は、これを元に、セミナー内容の確認・(必要なら)修正を計画する。
エディターの基本的使い方を習得する。ワープロ等 の経験者でも、プログラム開発経験者以外はエディター経験者は少ない。受講生により操作の差が大きい部分 なので、十分時間を取るとともに、時間配分に柔軟性を持たせる必要がある。受講生がエディターに慣れな いうちに、予定に縛られて先に進むと、あとで失敗す る。 可能ならば、受講生に都合の良いエディターを自由 に選ばせる事も必要である。 「これが 複雑な文章(数行の文)では、次のコンパイルの段階で 苦労することがあるので、とりあえず、ごく短い文章 から始める。 入力した エラーを自身で探し出せるようにすることが大切で ある。そのため、上記で板書する例は、あまり複雑で入力ミスが多発するのなく、また簡単すぎて大部分が 入力ミスをしないのでも好ましくない。 コンパイルが成功したら、画面でのプレビューおよび 印刷を行う。 一度コンパイルしたら、同じ文章を再度プレビュー/ 印刷する場合には、再度コンパイルする必要のないことを、実際にすることで理解させる。 上で作成した また簡単なマクロ命令や、文字の拡大などの方法を、 理解させる。(進行状況により、この部分は進んでいる受講生に個別に教え、遅れている受講生との調整を計 る。)
講師が説明した後に、受講生は実際に入力して確認す る。 文字を大きくしたり、文字の種類を変更するための命 令を学習・実習する。この命令も多岐にわたるので、教材(p53 ~ )を示し、その中の幾つかを説明す るのにとどめる。 ここで注意すべきことは、 書体を大きくするのに、 ただ \large としたのでは、それ以降の文字がすべて大きくなる。ある特定の範囲の文字を大きく するには、その範囲を {}で囲み、ブロック の指定をする。このブロック概念を理解することが大切である。 講師が説明した後に、受講生は実際に入力して確認す る。
センタリングの方法を学習するとともに、環境という 概念を理解する。 \section 命令 \subsection命令を学習、 実習する。 \section 命令では、セクションの番号は自動的に付くので、番号を付けてはいけないこ とを理解する。 \section命令は、セクション という構造を通知する命令である。これを理解するこ と、SGMLなどの理解につながる。 itemize 環境 enumerate 環境 など箇条 書きの環境を学習実習する。ここでも、箇条書きの番号が自動的に付けられ、箇条書きの項目の入れ替え/ 追加を行うと自動的に番号が変わることを理解する。 教材「理科系の作文技術」を見ながら、各自印刷1ペー ジ程度になる文書を入力する。 入力した文書をスタイル( jarticle jreport jbook ) やオプション( jtwocolumn11pt )を変えて印刷する。 また、実習生の文書を、インプレス社発行 の「日本語 これを変えることだけで、印刷様式が変わることを実 習して、文書の構造とスタイルの違いを理解することが重要である。この理解がSGML/CALS の理解に繋がる ことを強調する。
積分記号など複雑な数式も なお、行列式など本格的数式を学習するには、表組を 学習した後に、再度実習する必要がある。 ここでは、
tabele 環境や figure 環境で図やテー ブルを出力すると、文章とは独立した領域に表示される。この制御方法を理解するのが大切であるが、 数ページにわたる文書を作成するとき、文書中に、新た に節や図を挿入したり削除することが多い。この時、文書中に直に「図3 参照」 とか 「5ページ参照」と、 書くと、修正が大変であり、間違いの原因になる。これを救う手段として、ラベルと参照がある。 この機能は、最近のワープロでもあり、これを理解す るのが、最近の文書作成管理では重要である。
「宿題」で作成・準備した文書を入力して印刷する。
種々のプリンターに対する、DVIPRT のパラメターファ イルの書き方、およびcfg ファイルの利用法・修正法 を習得して、種々のプリンターへ出力を経験する。 また時間があれば、ghostscript を用いて、通常のプ リンターへ、PostScriptデータを印刷するを解説する。 ここで、PC で作成したファイルがワークステーション で印刷できることを、実際に稼働させて示す。
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