能力開発データベース

■能力開発技法

会社インタビュー





■目的

新入社員研修などで、会社紹介などを事務局側が一方的に伝える方式に代えて、新入社員自らがインタビューした結果をもとに発表する方式です。この方式は、会社をより身近に、具体的に自分たちの目で理解させるために行います。

■人数/時間

人数: 何人でも可能。3人1チームで行うのが適切。
時間: 準備、インタビュー、発表資料作成、発表などで4.5〜5時間位。
(2日間に分けて実施するのが効果的)

■道具

発表のためのチャート紙および筆記用具

■進め方

  1. 目的と目標を説明して、3人チ−ムに分ける。

  2. チーム毎に、インタビューする部門と人を伝える。
    (インタビューする部門と人は、新入社員の予定職種、会社の中での重要性などから、事務局であらかじめ設定しておく。)

  3. チームの代表がスケジュールに合わせて、訪問とインタビューのアポイントをとる。

  4. チーム毎にインタビューする部門に合わせて質問を準備し、インタビューの進め方を考え、役割分担をするなど、インタビューに備える。

  5. インタビューの実施(現場に訪問するのが効果的)。

  6. インタビューの結果をチームで話し合い、発表用のチャートを作成する。

  7. チ−ム毎に発表。
    (部門間のつなぎの情報、間違った情報などは事務局が補足する)

  8. 質疑応答回答者、補足説明を部門の代表者に依頼できると、さらに効果的である。
    できない場合は、事務局が代行する。

この方式には、会社を知るという主目的のほかに、チーム作り、社内電話のかけ方、挨拶などのマナー、管理者との話し方、共同作業、質問の仕方、聞く力、まとめる力、発表する力など、さまざまな要素が組み合わされており、使い方によっては、非常に大きな効果が期待できます。