能力開発データベース

■能力開発技法

ナンバーゲーム





■目的

物事を理解するとき、その法則が分かれば理解は早いことを、ゲームを通して体験し、法則の理解の重要性を示します。

■人数/時間

人数: 何人でも可能
時間: 15秒づつ2回および解説時間約3分

■道具

ナンバーシート(図1)

■進め方

  1. 講師は、「これからナンバーシートという用紙を配布しますが、合図があるまで見ないでください。」と言いながら、ナンバーシートを受講者に1枚づつ、 裏にして配る。

  2. 「この用紙には、数字の1から50までが書かれています。1から順に数字を、指で押さえながら、見つけていってください。時間は、15秒間です。」

  3. 「ハイッ!はじめてください。」。講師は、時間を正確に計る。

  4. 15秒後、受講者の何人かにどの数字まで見つけられたかを尋ねる。

  5. 結果は、「10前後」が殆どである。それより多い場合は、誉める。

  6. 「かなり、先まで確認できましたネ。何か気がついたことがありますか?」

  7. 受講者から出てこなければ、数字の置き方には法則があることを告げる。
    横の方向では、左、右、左、右の順に。
    縦の方向では、上から下。下から上の順に。

  8. 「それでは、もう一度、法則をもとに、1から順に数字を見つけてください。時間は、、同じく15秒間です。」と言い、正確に時間を計る。

  9. 15秒後、終了。

  10. 受講者の何人かにどの数字まで見つけられたかを尋ねる。
    結果は、明らかで、2〜3倍の数字を確認できたことが分かる。

法則が分かっている場合と分かっていない場合とでは、仕事の処理に要する時間に大きな差が生じることを体験し、いかに物事をすすめていくなかで、法則の理解が重要であるかを理解します。


図1:ナンバーシート