能力開発データベース

■能力開発技法

インストラクターは超能力者





■目的

セミナーの開始時において、楽しいデモンストレーションを行うことにより、講師に対する肯定的な印象を作ります。

■人数/時間

人数: 何人でも可能
時間: 5分位

■進め方

  1. 受講者1名に前に出てもらう。

  2. 指示に従って、簡単な計算をしてもらう。
    (計算経過を白板/チャート紙に書きながら)

  3. 最終結果の値を言い当てる(結果は常に1,089)。

[講師のセリフ例]

@ 「私は数字に関して超能力を持っています。これから、その超能力を発揮して、びっくりするようなことをお見せしたいと思います。どなたか、一人前に出てきていただけませんか?」
A 「○○さん。この白板に3桁の数字を書いてください。どんな数字でも結構です。ただし、3つの数字は、それぞれ違った数字にしてください。たとえば、323とか、550はいけません。」 (講師は、白板の見えないところにたつ。目隠しをしてもよい。)
B 「それでは、その数字を逆にして、3桁の数字の大きい数字の方から、小さい方の数字を引き算してください。」
C 「次に、結果の数字をまた逆にして、今度は足し算をしてください。」
D 「結果が出ましたね。 (ポケットからおもむろに紙を取り出しながら) ○○さんが、いま計算して出した数字は、1,089ではありませんか?」
E 「○○さん、ありがとうございました。この後のセミナーにも、楽しみながら、積極的に参加してください。」

なお、数字によっては、最初の引き算の結果が、2桁の数字になってしまうことがあります。たとえば、534−435=99。
この場合は、「最初の桁に0(ゼロ)をつけて計算してください」と依頼します。

99→099。 逆にして足し算すると、099+990=1,089

このように、答えは常に、[1,089]となります。