能力開発データベース

■能力開発技法

3つの印象





■目的

受講者同士が相手に対する率直な印象を3つ書くことで、相互のコミュニケーションを深めます。

■人数/時間

人数: 10人〜20人
時間: 30〜1時間

■道具

用紙を各自に1枚づつ。

■進め方

  1. 講師は、あらかじめ受講者の名前が書かれた用紙(B5〜A4)を用意する。

  2. 受講者は用意された用紙を無作為に取る。自分の名前の用紙を取った場合は、取り替える。

  3. その用紙に記載されている名前の受講者から受ける「印象を3つ」率直に書くように伝える。
    (グループ討議などの活動を通して受けた印象を書く。)

  4. 記入に際しては、制約事項を設けず、率直に書くことだけを伝える。記入時間は5分位が適当。

  5. 講師は、全員の記入を確認してから用紙を集め、混ぜ合わせる。

  6. 上から順に、それぞれの「名前と3つの印象」を読み上げる。

  7. 「名前と3つの印象」を読み上げられた受講者は、誰が記入したものかを当てる。
    当たらない場合は、何度か読み直し、それでも当たらない場合は後回しにする。

  8. 全員が終了したら、すぐに当たった人はなぜ当たったのか、また、当たらな かった人はなぜ当たらなかったのか個人や全員で話し合う。
他の受講者から3つの印象をもらうことで、自分がどのように映り、その印象が肯定的なものか、否定的なものかによって、その人が他の受講者とどのように関わっているか、そのような印象を受けた人とどのように関わりを持っているかが分かります。

また、その印象を記入した受講者を当てることで、その人との関わり方などに気づきます。否定的な印象を書かれた人は、その理由を明確にしてもらい、わだかまりをなくしておくことが大切です。

このゲームを実施することで、受講者同士のコミュニケーションを深め、グループの結束力を高めるのに役立ちます。