能力開発データベース

■能力開発技法

第一印象





■目的

会った瞬間の印象を互いに紙に書き、相手に伝え、互いの印象を分かち合うことで、これから自分の参加の姿勢を意識づけます。

■人数/時間

人数: 何人でも可能
時間: 全体で15〜20分位

■道具

筆記用具、メモ用紙各自1枚づつ。

■進め方

  1. 受講者が自由に二人1組になり、向き合って椅子に座る。

  2. 1分間黙って相手を観察する。

  3. インストラクターの合図で相手の印象を紙に書く。記入にあたっては、印象を形容詞で表現することが望ましい。

  4. お互いに紙に書き終わったら、相手に対してどのような印象を受けたかを話し合う。

  5. 自分で思う自分の印象と相手からもらった自分の印象とから感想を話してもらう。
    自分の印象と相手からの印象が同じであった人、また、全く異った人に感想を話してもらい、感想を共有し合います。また、二人組で印象を記入した後、話し合いをクラス全体で行うこともできます。

    第一印象は、感じたままを率直に伝えることが大切です。 自分自身で思う自分と相手に映る自分の異なる印象から、どこからそのような違いが生じるのかを自分自身で気づかせるように仕向けるとよいでしょう。

    自分は相手にとってどのように映っているか、また、自分がこう思われているだろう自分を自分自身で考えることで、その後のワークショップに対する自分自身の参加の姿勢を意識づけることに有効です。