令和7年10月17日に在職者訓練カリキュラム等検討委員会において特別委員会を約10年ぶりに開催いたしました。会場は関西職業能力開発促進センターとなります。
本特別委員会は、産業界の皆様を委員として招聘し、ものづくりの現場で真に求められる人材像や技術動向に関する率直なご意見を賜る貴重な機会となりました。
機械分野では、CT検査技術やアンモニア燃料船技術などの先端技術の導入が進む一方で、外国人材の定着に向けた取り組みや、製品品質を確保するための汎用工作機械や手作業による基礎教育の継続が重要であるとの意見が寄せられました。また、GX(グリーントランスフォーメーション)推進に向けて、導入的な学習支援の必要性も指摘されました。
電気・電子分野では、若手技術者の不足が深刻化する中、長期的な視点に立った体系的な教育コースの拡充が求められており、さらに、企業の年間計画に研修を組み込むためには、研修ガイドなどの情報提供を早期に行うことが重要であると指摘されました。加えて、「AIで何ができるか」といった導入的なAI教育へのニーズも示されました。
居住分野においては、建設業界全体で人材不足が課題となっており、新人やシニアなど対象を絞った研修の有効性が指摘されました。また、国家資格(電験など)に対応した現場に即した実技教育の充実や、BIM/CIMなどのDX技術の具体的な導入事例を紹介することで、実用化を支援する取り組みが求められています。
当センターが取り組むべき喫緊の課題として、DX・GX対応人材の育成、体系的な教育の長期提供など様々なテーマが改めて浮き彫りとなりました。
これら貴重なご意見を基に、検討委員会においてカリキュラムモデルの作成・見直しを加速させ、産業界に貢献する在職者訓練の提供に邁進してまいります。
ご参加いただきました委員の皆様と本会開催にご尽力いただきました関西職業能力開発促進センターの方々に感謝を申し上げます。