基盤整備センター開発部教材開発室が改定を行っている普通職業訓練(普通課程)用教科書(以下、「教科書」という。)は、厚生労働省が認定している教材であり、当機構が著作権を有しております。
(教科書の一覧はこちら【372KB】から)
教科書は、職業能力開発施設だけでなく、民間企業内の研修用テキストとしても広くご利用いただいております。
当室では、毎年度改定の対象となる教科書を選定して改定業務を行っており、現在「機械製図 基礎編」、「機械製図 応用編」、「溶接法」、「電気工事」、「建築Ⅴ(建築法規・安全作業法)」を改定しております。
これらは約10年周期での改定となります。
各教科書は改定から出版まで約2年を要し、改定1年目は、教科書ごとに改定・執筆内容検討委員会(以下、「委員会」という。)を設置し、計2回(8月と1月)監修委員と執筆委員、オブザーバーとして厚生労働省、出版社、事務局の当室が出席し開催します。
監修委員は主に職業能力開発総合大学校教員、執筆委員は職業能力開発校(都道府県)や当機構の職業訓練指導員、専門的知見を有する民間企業の方で構成しています。
委員会で検討する主な内容は、委員会前に委員に作成いただいた改定意見書、関連法令・JIS等の改正等に基づき改定方針を審議しております。
2年目は、組版、監修、査読、改定承認申請手続き等を経て厚生労働省から再度認定を受けたのち、製版されて完成となります。
第1回委員会(8月)後は改定方針に基づき執筆委員による執筆が開始され、第2回委員会(同年度1月)に原稿の内容を確認し、改定2年目の手続きへ移行します。
8月に開催した「電気工事」及び「建築Ⅴ(建築法規・安全作業法)」の改定・執筆内容検討委員会で検討した主な内容は以下のとおりです。
・認定教科書改定の基本方針及びポイント
・教科書の原稿作成に係る仕様及び執筆要領の確認
・認定教科書改定意見書の内容確認及び改定審議
・改定作業スケジュールについて
日頃の業務等がある中、執筆・監修にご尽力いただいている委員並びに関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。