令和4年11月25日から26日にかけて、職業能力開発総合大学校において「PTUフォーラム2022」が開催されました。今年度は、メインテーマを ~ものづくり・ことづくり・ひとづくり~ と一新し、3年ぶりの一般入場を再開、また昨年同様オンラインで視聴できる様LIVE配信も行いました。2日間を通し、多くの方にご参加いただきありがとうございました。
 本フォーラムの開催に際し、基調講演として東北大学 理事・副学長(共創戦略・復興新生担当)・東北大学大学院歯学研究科の佐々木啓一教授から「口からのヘルスケア・イノベーション-歯科医療の最新事情-」についてご講演いただきました。本講演では、超高齢社会が進展する現在、ヘルスケアへの注目がこれまでになく高まっている一方で、歯科医療ではCTや超音波画像、CAD/CAM、3Dプリンティングなどの導入によるDXが大きく進み、歯科からのヘルスプロモーションを支えていることを、佐々木教授の産学連携による新規歯科医療機器・技術開発を交え紹介いただきました。参加者も興味深い内容であり、医療機器開発からデンタルヘルスに関するものまで、さまざまな質疑がなされ質疑応答の時間も大いに盛り上がりました。

  • 基調講演 「口からのヘルスケア・イノベーション -歯科医療の最新事情-」
  • 基調講演 「口からのヘルスケア・イノベーション -歯科医療の最新事情-」
  • 基調講演 「口からのヘルスケア・イノベーション -歯科医療の最新事情-」


 次に、昨年につづき「職業能力開発シンポジウム-ものづくり制作実習を通じた効果的な学生指導-」を開催しました。ポリテクカレッジ4校・5テーマより総合制作実習および開発課題実習を通じて、テーマに至った経緯や、取り組みにおいての苦労、学生への訓練効果などを発表いただきました。またディスカッションを通じて企業との関係構築や競技会への取り組みなど学生のモチベーション向上に向けた活発的な意見交換の場となりました。

  • 職業能力開発シンポジウム -ものづくり制作実習を通じた効果的な学生指導-
  • 職業能力開発シンポジウム -ものづくり制作実習を通じた効果的な学生指導-


 また、26日は今年度で30回目となる職業能力開発研究発表講演会を開催し、5会場で10セッションが設けられ89件の発表が行われました。今年度より、セッション名をリニューアルし、第4次産業革命・DX・SDGs・GXなど皆さまの関心が高いテーマも新たに設定いたした結果、多くの発表者・聴講者にご参加いただき、活発な議論がなされました。

  • 職業能力開発研究発表講演会
  • 職業能力開発研究発表講演会


 URL:https://www.uitec.jeed.go.jp/kiban/research/forum2022.html(外部サイト「職業能力開発総合大学校」が別タブで開きます)

※当日のオンライン配信にて一部音声が聴き取りにくい場面がございました。ご参加いただいた方にお詫び申し上げます。