職業訓練教材コンクールは、昭和48年度から開催されている由緒あるコンクールであり、今年度で25回目の開催となります。近年では、職業能力開発論文コンクールと隔年で交互に実施されています。

 教材や作品と聞くと、「実習で使用するガチャガチャ動かす装置・・・」とイメージされる方がいらっしゃるかも知れませんが、教科書プリントあるいは課題・解説集のように印刷物だけで作られたものも対象です。
 コンクールと聞くと、「応募はちょっと・・・」という方が多くいらっしゃるかと思いますが、訓練生の習得度向上のために試行錯誤し開発した教材をコンクールに応募することにより評価され、その評価によって開発した教材の更なる質の向上に繋がります。過去の当コンクールで賞を受賞したことにより全国に普及した事例もありますので、全国で実施されている訓練の質の向上に貢献できる形にもなります。  

 過去も含め、人材育成に携わった方が応募可能です。
 民間企業の人材育成担当者の方であれば、社内教育で使われている自作教材を入賞させて広く周知広報を行うためなど、コンクールへのご応募をお待ちしております。
 職業能力開発施設の指導員の方であれば、日頃から使用されている自作教材や、過去に自作されて眠っている教材を応募してみませんか。
 過去には就職後3年程度で自作教材を応募して、見事入賞された方もいらっしゃいます。ところ変われば評価も変わりますから、今年度こそ応募してみることで、思いがけず評価される機会に巡り合えるかも知れません。入賞を逃しても、要点を踏まえて改良を行うことで次回にまた応募ができます。また、応募したことがきっかけで、普段とは異なる人から関心を持たれてアドバイスを受けられるかも知れません。
 入賞された教材作品は当ホームページにも掲載することができます。掲載内容を閲覧した利用者からの連絡を許可していただきますと、関連分野での交流が広まることも期待されます。

 今年度は、新型コロナウィルスの影響でこの時期に忙しくされている方が多いと思われます。皆様が今までと異なる環境で頑張っている模様が垣間見えます。このような状況においても、応募作品が着実に事務局に届いております。このような時だからこそ、挑戦する良い機会なのかも知れません。

コンクールの応募に関しての詳細はこちら!

 皆様のご応募を心よりお待ちしております。

令和2年度職業訓練教材コンクール事務局