(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構(以下、「機構」という。)では、企業における中核人材を対象とした「ものづくり」中心の課題解決型の在職者訓練を実施しています。
 在職者訓練開発室では、効果・効率的な在職者訓練の実施につなげることを目的に機構各職業能力開発施設(ポリテクセンター、ポリテクカレッジ)の職業訓練指導員と職業大教員で構成された「在職者訓練カリキュラム等検討委員会」を運営し、訓練の企画やカリキュラムの立案といった訓練計画に関する内容の検討を行っています。

  • 委員会の様子

委員会の様子


 今年度は、3年計画で取り組んでいる「基準モデル(技術動向やニーズを反映した機構全国統一のカリキュラム)」の全面リニューアルの最終年であり、新たな基準モデルカリキュラムを活用した在職者訓練が機構各施設で平成31年度より実施されるため、カリキュラム等の開発と最終的なチェックを中心に検討を行いました。
 全面リニューアルのポイントとしては、近年の人材育成ニーズの変化に伴うカリキュラム内容の再構築、職業能力開発体系との関連性の明確化などについて特に検討を行いました。

 併せて、今話題の「第4次産業革命」に対応した訓練コースの開発に向けての検討も行いました。委員からは、「最新のセンシング、画像解析技術を活用した予知保全コース」、「IoTを活用した切削加工コース」、「AR、VRを活用した技能継承に関わるコース」などが提案されました。
 来年度の委員会では、開発整備に向け当室でも情報収集に努めたいと考えています。

 最新の在職者訓練カリキュラムの詳細をご覧になりたい方は、最寄りのポリテクセンター(外部サイトが別タブで開きます)ポリテクカレッジ(外部サイトが別タブで開きます)までお問い合わせください。