我が国の人材育成の一端を担う職業訓練指導員(以下、「指導員」という。)にとって必要な能力のうち、特にものづくり分野の職業能力開発を推進する上で必要な各専門系(機械・金属系、電気・電子系、居住系)のコアとなる技能・技術の能力要素を明確にし、これらの能力要素を各指導員が確実に習得することにより質の高い職業訓練を社会に還元していくことが重要です。
これを踏まえて、各専門系の体系的にコアとなる技能・技術の能力要素を明確化した「職業訓練指導員の能力体系」を開発することを目的として、研究期間を2年とする「職業訓練指導員の技能・技術要素の体系化に関する研究会」(以下、「研究会」という。)が平成28年度に基盤整備センターに設置されました。
「職業訓練指導員の技能・技術要素の体系化に関する作業部会」(以下、「作業部会」という。)は、研究会の下に設置され、職業訓練指導員の能力体系の作成等の具体的な作業を全国の職業訓練指導員及び訓練施設の管理職のご協力のもと、行っております。
 平成29年11月9日・10日に、研究期間で最後となる第4回作業部会を職業大にて開催しました。
 今までに3回開催された研究会の方針に従い「職業訓練指導員の技能・技術の体系(機械・金属系、電気・電子系、居住系の能力体系)」及び「スキルマップ(訓練科ごとの能力体系)」並びに「スキルシート(各能力要素の細目)」を概ね完成させることができました。
 今後の予定としましては、第4回作業部会で作成した体系等について、3月に開催する研究会での最終確認及び修正を経て、年度末に基盤整備センターのHP等で公表したいと考えております。


  • 第4回 作業部会の様子(写真)

第4回 作業部会の様子(写真)


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