ポリテックビジョンとは職業能力開発大学校および短期大学校における「ものづくり教育訓練」の成果や、教職員の研究・開発の取組みを発表・展示することで、一般に対して周知することを目的としたイベントです。2月下旬に北海道、東北、千葉、東海、近畿、中国、四国、九州の各大学校・短期大学校で開催されたポリテックビジョンにおいて、当センターの開発研究員が発表と展示・広報を行いました。一例として、2月19日から20日にかけて開催された北海道ポリテックビジョンにおいては、一般講演として「効果的な事業主支援の推進に向けた取組み(業種別職業能力開発体系の構築に関する調査研究)」と題して当センターの開発研究員により口頭発表が行われました。また、展示会場には当センターの概要や刊行物を展示するブースを設け、来場の方々に対して広報活動を行いました。
 北海道ポリテックビジョンの展示会場では、各展示物のショートプレゼンテーションが見ものでした。レポーターとカメラマンが各展示ブースを順番に回り、制作の経緯やアピールポイントなどを中継していきます。中継の模様は、音声とともに大スクリーンに映し出され、展示会場のどこにいてもショートプレゼンテーションを視聴することができました。その模様を審査員が評価し、最後にはものづくり大賞をはじめとした表彰が行われました。
 また、展示や発表だけでなく、児童向けのものづくり体験教室も開催されており、賑わいを見せていました。サッカーロボットの体験教室では、自らが作ったロボットで大会に参加できる仕掛けもあり、自分のロボットを一生懸命に操作する児童の姿が印象的でした。この体験をきっかけに、将来は是非ものづくりの世界で活躍して欲しいですね。(普及促進課)

当センター開発研究員による口頭発表


基盤整備センター展示ブース


ショートプレゼンテーションの様子。この制作物(歩行補助機能を有する誘導ロボットの開発~人にやさしいロボットの制御~)がものづくり大賞2015を受賞。