カリキュラムモデル
分類番号 M913-030-3
訓練分野 | 機械系(M) |
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訓練コース | 真空技術の理論と実際 |
訓練対象者 | 真空技術を利用した装置や製品設計や保全業務などの管理や指導を行う役割を担う者 |
訓練目標 | 真空環境をより正しく理解するために必要な物理的性質や真空利用技術の現状把握について解説し、真空ポンプ・真空計といった真空コンポーネントの概要やそこに用いられている部品や材料の知識、トラブル対策法など真空技術の要点を総合的に習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) |
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1.真空概説 | (1)真空の存在・定義 (2)大気圧と空気の組成 (3)真空の圧力単位・圧力領域 (4)地上高度と気圧 |
1 |
2.真空の物理的性質 | (1)気体分子密度 (2)平均自由行程 (3)圧力 (4)気体の流れ (5)コンダクタンス (6)粘性 (7)沸点 (8)光の透過・吸収 (9)音の伝搬 (10)熱・電気伝導 (11)放電現象 (12)摩擦 |
3 |
3.真空下の諸現象とその適用例 | (1)吸引・吸着 (2)酸化防止 (3)乾燥 (4)蒸留 (5)含侵 (6)断熱 (7)冷却 (8)脱気・脱泡 (9)蒸着 (10)成型 |
2 |
4.真空コンポーネント | (1)真空ポンプの構造、動作原理、特徴 イ.気体輸送式と気体溜込式 (2)真空計の動作原理と特徴 イ.液柱差利用 ロ.圧力差による弾性変形利用 ハ.気体分子による熱伝導利用 |
1.5 |
5.真空装置設計のポイント | (1)真空排気の考え方 (2)真空用材料 (3)真空用部品 (4)真空ポンプの選定 (5)有効な排気速度 (6)真空容器の排気時間 (7)真空排気の操作 (8)真空装置の洩れ |
3 |
6.真空装置のトラブル対策 | (1)排気速度に関して (2)排気時間に関して (3)その他 |
1 |
7.総括 | (1)質疑応答 (2)講評・評価 |
0.5 |
訓練時間合計 | 12 |
使用器具等 | OHP、真空技術を利用した装置、関数電卓 |
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