カリキュラムモデル
分類番号 M301-116-2
訓練分野 | 機械系(M) |
---|---|
訓練コース | 油圧の技術と指導 |
訓練対象者 | 油圧装置が用いられている現場において、装置の運転業務や保全業務に従事し、指導的な役割を担う者、またはその候補者 |
訓練目標 | 各機器の役割、作動原理、特徴、および主要な制御回路の特徴を再確認し、その取扱い方、注意点を徹底的に洗い出し、現場における油圧装置の取扱い指導において押さえるべきポイントや指導法などについて、ディスカッションなどを交えながら習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) |
---|---|---|
1.コース概要 | (1)本コースの目的 (2)習得時におけるポイントの一般的把握方法 (3)一般的な指導方法と留意点 (4)災害事例・故障事例に見る指導の重要性の確認 イ.事例の装置構成、起因となった機器、作業員に必要だった知識 |
2 |
2.重要項目の抽出手法 | 後におこなう指導ポイントの洗い出し作業の手法として、ブレーン・ ストーミング法による重要項目の抽出・まとめ方法を習得する。 (1)ブレーン・ストーミング法とは、作業手順、集約方法 |
1 |
3.各機器の特徴作動原理と取扱い | (1)油圧元装置(油圧ポンプ、油圧ユニット) (2)各種圧力制御弁、各種方向制御弁、各種流量制御弁、 (3)各種アクチュエータ、配管・継手、 (4)電気制御機器(リレー、タイマー、リミットスイッチ、コントローラ 等) |
6 |
4.主要制御回路 | 実用されている主要な制御回路の機能と動作、目的を再確認し、装置に組み込ん だ場合に想定される装置の取扱い上の注意点を、実習による確認作業も含めなが ら洗い出し、指導すべきポイントを抽出する。(ブレーン・ストーミング法) (例) 油圧側での制御と電気側での制御 (例) 停電時における機器の動作 (例)3位置弁を用いた中間停止回路における停止状態の違い (例)リフト機構を用いる場合の落下防止 (例)位置検出におけるリミットの踏み越え (例)低容量ポンプを用いる場合の無負荷回路 (例)クランプ機構を用いる場合の圧力低下防止 |
8 |
5.総合課題実習総括討議 | (1)課題の割当て (2)主要制御回路の重要ポイントの確認 (3)グループ討議による指導内容、指導法、指導手順の検討 (4)課題に対して受講者が互いに教え合う |
5 |
6.成果発表 | (1)成果発表よび講評 (2)発表に対する質疑応答・まとめ |
1.5 |
7.確認・評価 | (1)コース全体についての確認および講評 | 0.5 |
訓練時間合計 | 24 |
使用器具等 | OHPシート、油空圧機器カットモデル、油空圧トレーニングキット |
---|