カリキュラムシート
分類番号 B205-007-A
訓練分野 | 機械系 |
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訓練コース | プラスチック射出成形技術 |
訓練対象者 | プラスチック射出成形の生産と関連業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | プラスチック射出成形加工の生産性の向上をめざして、効率化、最適化(改善)に向けた射出成形加工/プラスチック金型実習(演習)を通して、成形現象及び機械、金型、材料の成形性、不良原因等について検証することで問題点の分析・解決できる技術・技能を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)訓練の目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.射出成形機の構造 | (1)射出成形の原理 (2)射出部の機構および仕様 (3)型開閉部の機構および仕様 |
2.5 | 1 |
3.金型取付実習 | (1)金型の概要 (2)成形品寸法と金型の関係 (3)金型寸法と成形機の関係 (4)金型取付実習 |
3 | 3 |
4.成形不良と原因 | (1)ジェッティング、フローマーク、ウェルド (2)ヒケ、空洞、ガス焼け、バリ、銀条 (3)スリキズ、白化 (4)ソリ、ねじれ |
1 | 1 |
5.総合課題実習(成形条件) | (1)各成形材料における成形条件の検証 イ.計量値を変更し、プラスチックの流れを確認 ロ.射出圧力の変更 ハ.背圧の変更 ニ.射出速度の変更 ホ.突き出し速度の変更 ヘ.射出時間・冷却時間の変更 ト.ノズル温度の変更 チ.デコンプ(サックバック)量の変更 (2)各成形条件と不良の関係を考察し、グループ討議 |
8 | 8 |
6.樹脂流動解析 | (1)樹脂流動解析の概要 (2)欠陥(不良)発生箇所・種類の見分け方 (3)欠陥発生原因の追及方法 (4)各種評価図 |
3 | 1 |
7.金型構造 | (1)金型部品の役割 (2)P.L.選択の討議、可動側固定側の決定 |
2 | 1 |
8.総合課題実習(突き出し) | (1)突き出しの種類と特徴 (2)EP配置検討 (3)ストリッパープレート選択検討 (4)成形機にて上記の項目の確認 (5)突き出し方法及び配置のグループ討議 (6)成形機にて上記の金型を動作実習 |
4 | 2 |
9.ゲート方式 | (1)ダイレクトゲート(DG)、サイドゲート(SG) (2)サブマリンゲート(SMG)、ピンゲート(PG) (3)成形機にて上記の項目の確認 (4)ゲート選択のグループ討議 (5)成形機にて上記の金型を動作実習 |
4 | 2 |
10.成果発表 | (1)成果報告 (2)発表内容に関する質疑応答 |
1.5 | 1.5 |
11.まとめ | (1)コース全体についての確認および講評 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 30 | 21 |
使用器具等 | 横型射出成形機、射出成形用金型(EP型、ストリッパー型、DG型、SG型、SMG型、PG型)、CAEシステム、熱画像カメラ、測定器 |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2021.08 |