カリキュラムシート
分類番号 B204-010-A
訓練分野 | 機械系 |
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訓練コース | プレス加工潤滑技術 |
訓練対象者 | プレス生産、金型設計製作業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | プレス加工/プレス金型の生産性の向上をめざして、効率化、適正化、最適化(改善)に向けた、プレス成形加工における接触問題や潤滑機構など検証実習を通して、プレス潤滑効果の改善及び潤滑剤選定の目安について習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.プレス加工のトライボロジ | (1)プレス加工潤滑理論(金属表面、摩擦摩耗、潤滑油等) (2)鉱物系プレス加工油の種類と特徴 (3)潤滑油の性質とその評価 (4)粘度の影響と粘度選定の考え方 (5)添加剤の種類と機能(油性向上剤、極圧剤) (6)プレス加工油選定の考え方 |
3 | |
3.無洗浄油 | (1)無洗浄油の開発背景と最新技術 (2)無洗浄油の潤滑特性、適用事例及び検証 |
1.5 | 1 |
4.塩素フリー油 | (1)塩素フリー油の開発背景と最新技術 (2)塩素フリー油の潤滑特性、適用事例及び検証 |
1.5 | 1 |
5.潤滑性検証実習 | (1)潤滑油の粘度と温度の影響測定法 (2)最大荷重法による潤滑効果の測定法 (3)成形限界におよぼす潤滑剤の影響調査法 (4)無洗浄油の加工性検証実習 (5)塩素フリー油の加工性検証実習 |
3 | 2 |
6.無潤滑加工の可能性と最新動向 | (1)ドライプレス加工の意義 (油のライフサイクルと環境負荷低減の考え方) (2)ドライ加工の可能性1 絞りダイにおけるセラミック工具の適合性 (3)ドライ加工の可能性2 金型へのDLCコーティング (4)プレス生産企業におけるドライ加工実用化事例研究 |
2 | 2 |
7.まとめ | (1)質疑応答 (2)訓練コースのまとめ |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 6.5 |
使用器具等 | 動粘度計、塑性加工試験機、プレス機械、潤滑性検証用絞り加工金型 |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2020.09 |