カリキュラムシート
分類番号 B202-019-A
訓練分野 | 機械系 |
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訓練コース | 溶接作業改善のための施工実践 |
訓練対象者 | 製造業において、溶接作業・施工管理業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 溶接加工の生産性の向上をめざして、溶接作業の効率化、最適化(改善)に向けたアーク現象と機器、溶接冶金現象および溶接力学からアプローチする各種の演習、実習を通じて、溶接作業改善に必要となる技能と技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)訓練の目的 (2)専門能力の確認及び問題点の整理 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.アーク現象と機器からみた作業管理 | (1)アーク現象、溶接機器視点の作業管理と改善 (2)溶接アーク現象 (3)カテゴリ別溶接機器の管理(使用率、力率など) (4)ケーススタディ |
1.5 | 0.5 |
3.溶接冶金現象からみた溶接品質の改善 | (1)溶接冶金現象(スラグ・メタル反応、溶融池形成現象) (2)溶接部の品質の見方 (3)溶接金属の凝固組織、溶接熱影響部のミクロ組織と諸性質 (4)溶接部の品質改善のための方策 (5)ケーススタディ |
2 | 1 |
4.溶接力学からみた溶接品質、作業の改善 | (1)溶接残留応力および溶接変形 (2)溶接残留応力の分布 (3)溶接残留応力の影響 (4)溶接残留応力の緩和のための対策 (5)収縮、たわみによる溶接変形の確認 (6)溶接変形の防止対策 (7)ケーススタディ |
2 | 1 |
5.溶接作業改善のための総合実習 | (1)アーク現象と機器からみた作業改善のための演習、実習 (アーク現象と溶接条件、溶接機器管理をキーワードとした実践課題) (2)溶接冶金現象からみた溶接品質改善のための演習、実習 (ミクロとマクロ組織、曲げ試験、CCT図をキーワードとした実践課題) (3)溶接力学からみた溶接品質、作業改善のための演習、実習 (逆ひずみ、溶接順序、後熱処理等をキーワードとした実践課題) (4)課題成果発表(プレゼンテーション) (5)成果発表後の全体的な講評及び確認・評価 |
5.5 | 5.5 |
6.まとめ | (1)質疑・応答 (2)まとめ |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 8.5 |
使用器具等 | 各種アーク溶接機、安全保護具一式、器工具 |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2020.09 |