カリキュラムシート
分類番号 B202-018-A
訓練分野 | 機械系 |
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訓練コース | 高炭素鋼・合金鋼の溶接施工技術 |
訓練対象者 | アーク溶接作業に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 溶接加工の新たな品質及び製品の創造をめざして、高付加価値化に向けた各種の溶接施工実習と評価実習(硬さ試験など)を通して、実際に起こりうる品質上の課題と問題点の把握と解決方法を案出し、付加価値の高い溶接技術と技能を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)訓練の目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)問題点の整理 (4)安全上の留意点 |
0.5 | |
2.高炭素鋼、合金鋼の溶接 | (1)高炭素鋼、合金鋼の種類と特徴、用途 (2)高炭素鋼、合金鋼に適用される溶接方法と溶接冶金特性 (3)溶接割れ感受性に及ぼす諸因子(炭素含有量、包晶反応等)の影響 (4)予熱、後熱、溶接入熱と溶接不具合 (5)耐割れ性を考慮した溶接材料の選定 (6)新たな品質を創造するための取り組み事例(最近の溶接施工技術の動向) |
5 | |
3.溶接施工実習 | (1)高炭素鋼の溶接施工 イ.実用継手のガスシールドアーク溶接 ロ.溶接施工条件の検討 (2)合金鋼の溶接施工 イ.実用継手のガスシールドアーク溶接 ロ.溶接施工条件の検討 (3)補修溶接施工 |
6 | 5.5 |
4.評価と問題解決法 | (1)外観試験および硬さ試験片の製作 (2)溶接部(溶接金属、ボンド、熱影響部)の硬さ試験 (3)試験結果のまとめと考察 (4)問題解決、課題解決方法の案出 (5)新たな品質を創造するための溶接施工計画(案)の作成 |
5.5 | 5 |
5.まとめ | (1)成果発表(プレゼンテーション) (2)発表内容に関する質疑応答 (3)発表後の全体的な講評、今後の進め方について (4)まとめ |
1 | 1 |
訓練時間合計 | 18 | 11.5 |
使用器具等 | ガスシールドアーク溶接機、ガス溶接装置、表面温度計、浸透探傷試験装置一式、湿式切断機、研磨装置一式、硬さ試験機、安全保護具一式 |
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養成する能力 | 新たな品質の創造又は製品を生み出すことができる能力 |
改訂日 | 2020.09 |