カリキュラムシート
分類番号 B202-004-A
訓練分野 | 機械系 |
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訓練コース | 薄板MAG溶接実践技術 |
訓練対象者 | アーク溶接作業に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 薄板溶接加工の生産性の向上をめざして、適正化や最適化(改善)に向けた各種のMAG溶接課題実習を通じ、薄板MAG溶接施工に関する実践技術と品質上の問題点対策に係わる手法を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コースの概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.薄板業界で使用されるMAG溶接 | (1)薄板業界で使用されるMAG溶接法と機器 (2)業種ごとの溶接の特徴 (3)MAG溶接機の周辺機器(ロボット、センサなど) |
1 | |
3.溶接欠陥の種類と実態 | (1)薄板溶接の欠陥の種類 (2)溶接欠陥の実態 |
1 | |
4.溶接欠陥の発生原因と防止策 | (1)気孔・融合不良・高温割れ・低温割れの発生原因と防止策 (2)その他の溶接欠陥(変形・冷却・異材等)の発生原因と防止策 |
1 | |
5.薄板の溶接施工実習 | (1)薄板向けMAG溶接機器の取り扱い、操作 (2)重ね隅肉溶接など代表的な溶接継手における溶接施工条件の検証 イ.溶接電流とアーク電圧 ロ.溶接速度とアーク電圧 ハ.ワイヤ径とワイヤ溶着量、溶接電流範囲 (3)溶接品質に及ぼす諸因子の影響検証 (ワイヤ狙い位置、トーチ傾斜角、前進・後退角、ワイヤ突出し長、 溶接姿勢、溶接電流およびアーク電圧) (4)代表的な溶接欠陥と各種検査 (5)代表的な溶接欠陥の改善策 (6)亜鉛めっき鋼板の溶接施工 イ.気孔の発生観察 ロ.気孔の発生を抑制するための対策施工 (7)自動車部品における溶接条件選定の実例 (アーム、中間ビーム、フレーム、サスペンションメンバ、 アクスルハウジング、インストルメンタルパネル、ボディピラー等) |
6.5 | 5.5 |
6.総合課題実習 | (1)トラブル事例対策実習 (2)施工指示実習 (3)解説 |
1.5 | 1 |
7.まとめ | (1)総括、まとめ (2)今後の展望 (3)質疑応答 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 7 |
使用器具等 | MAG溶接装置一式、安全保護具一式、器工具一式 |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2020.09 |