カリキュラムシート
分類番号 A603-003-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | BEMSによるエネルギー計画の最適化 |
訓練対象者 | ビル設備管理業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 省エネルギー/蓄電設備設計の生産性の向上をめざして、効率化、適正化、最適化(改善)、安全性向上に向けた、BEMS設計実習を通して、導入に必要な設備構成を理解し、運用及び設計・保守管理に関する実践的技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)訓練の目的 (2)専門的能力の現状確認及び問題点の整理 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.BEMS概要 | (1)BEMSの定義と機能概要、省エネ法 (2)従来中央監視システム(BMS)とBEMSの比較 (3)BEMS導入コストとランニングコストへの影響 |
3 | |
3.現状の把握 | (1)現状のビル設備管理状況の把握 イ.年間消費エネルギー量の確認 ロ.現有設備の仕様確認、劣化の程度、メンテナンス履歴の確認 ハ.設備改善にかかるコスト予測 (2)エネルギー管理状況の確認 イ.エネルギー管理体制・記録方法・分析方法 (3)中央監視システムの機能及び利用方法の把握 |
2.5 | 1.5 |
4.BEMS導入方法の決定 | (1)既存設備が持つ通信機能・出力内容の確認 (2)分散型方式とOPC方式の比較 (3)BEMS導入方法の決定 イ.中央監視システムの更新コストとBEMS機能の追加に係る コストの比較 |
3 | 2 |
5.BEMS設計実習 | (1)エネルギー消費分析に必要な計量値、計測値の洗い出し (2)PLC仕様の決定と通信方式の決定 イ.下位層および上位層通信方式の決定 (3)分析に必要なデータの「可視化」(見える化) (4)エネルギー消費予測に必要な係数の決定 (5)BEMS仕様書の作成 |
6 | 4 |
6.BEMS活用実習 | (1)実機を用いたモデル分析・提案 イ.設備ごとの時間消費量分析、月間分析、年間分析 ロ.設備切換のタイミング、省エネ機器への交換提案 ハ.設備運転の最適化を計った場合のエネルギー消費予測 (2)課題成果発表と発表内容に関する質疑応答 |
2.5 | 2 |
7.まとめ | (1)全体的な講評及び確認・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 18 | 10 |
使用器具等 | 関数電卓、BEMS支援ツール、現在使用している建築物 |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2020.09 |