カリキュラムシート
分類番号 A602-008-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | インダクタ・トランス設計におけるシミュレーション活用技術 |
訓練対象者 | 電子機器の開発・設計業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 電気機器設計/電気設備設計の生産性の向上をめざして、効率化、適正化、最適化(改善)、安全性向上に向けたインダクタ・トランスの電磁界解析用モデル化実習を通して、必要となる磁気特性の物理的意味を理解するとともに、電磁界解析を活用したインダクタ・トランス設計手法及び製品性能改善手法を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)訓練コースの概要説明 (2)受講者が有する専門的能力の確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.インダクタ・トランス設計における磁界解析 | (1)磁界、磁束密度、磁化の物理的意味 (2)磁気回路法 (3)インダクタンスと損失 (4)有限要素法の特性とインダクタ・トランス解析事例 |
1.5 | 1 |
3.インダクタ・トランスの特性 | (1)高周波インダクタにおける表皮効果 (2)近接効果と巻線損失分布 (3)束線とリッツ線による損失分布の違い (4)寸法公差とインダクタンス |
2 | 2 |
4.モデル作成手法 | (1)形状のモデル化指針 (2)コア・コイル形状のモデリング (3)材料の適切なモデル化 (4)部分モデルと境界条件 (5)磁界・熱連成解析時の注意点 (6)メッシュと精度 |
2 | 2 |
5.設計の最適化手法 | (1)設計案の絞り込みのための系統的解析手法 (2)多ケースを一度に解析する手法 (3)設計変数に対する感度確認 (4)ケースごとの結果詳細比較 (5)類似データの再利用法 (6)最適解の探索手法 |
2.5 | 2 |
6.応用実習 | (1)インダクタ・トランスの磁界解析実習 (2)インダクタ・トランスの熱解析実習 (3)磁界・熱連成解析実習 (4)解析結果の妥当性評価と分析 (5)設計改善の検討 |
3 | 3 |
7.まとめ | (1)全体的な講評及び確認・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 10.5 |
使用器具等 | 電磁界解析ソフトウェア |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2020.09 |