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カリキュラムシート

分類番号 A403-030-A

訓練分野 電気・電子系
訓練コース リアルタイムOSのカスタマイズ技術
訓練対象者 組込みシステム開発に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者
訓練目標 組込みシステム開発・設計の生産性の向上をめざして、効率化、適正化、最適化(改善)に向けたRTOSの環境構築及びカスタマイズ方法を理解し、実装実習を通してRTOS組込み時の問題点を把握し、カスタマイズ技術の実践的技能を習得する。
教科の細目 内容 訓練時間(H) うち実習・
まとめ(H)
1.コースの概要及び留意事項 (1)訓練の目的及び専門的能力の確認
(2)専門的能力の現状確認
(3)安全上の留意事項
0.5
2.RTOS概要 (1)リアルタイムOSのカスタマイズの必要性
0.5
3.ITRONの作成方法 (1)ITRONの作成ポイント
  イ.タスクディスパッチャの起動方法
  ロ.TCBの作り方
  ハ.レディーキューの作り方
2.5
4.TOPPERS/SSPの実行環境構築 (1)最少セットカーネルTOPPERS/SSPの特徴
(2)TOPPERS/SSPの実行環境構築作業
  イ.コンパイラおよび統合環境のインストール
  ロ.TOPPERS/SSPのビルド
(3)TOPPERS/SSPによる演習プログラム
   課題例:周期ハンドラからタスク起動
2.5 2
5.TOPPERS/SSPのカスタマイズ (1)TOPPERS/SSPのカスタマイズ
  イ.ブート部分および割り込みハンドラ部解析
  ロ.タスクディスパッチャおよびスケジューラ解析
  ハ.サービスコール部解析
  ニ.カーネルカスタマイズ
  ホ.未使用サービスコールの削除
4 3.5
6.実装実習 (1)仕様の確認・検討(構想設計)
  イ.待ち状態を持つカーネルの設計
(2)実装
  イ.コンテキストの保存と復元
  ロ.サービスコール部の作成
(3)カーネル拡張
  イ.実装に必要な項目の整理
  ロ.強制タスク終了の実装(ter_tsk)
(4)評価・改善
  イ.制作したカーネルを用いる際の問題点の把握
  ロ.問題点の改善
6 3
7.まとめ (1)実習の全体的な講評及び確認・評価
2 2
  訓練時間合計 18 10.5
使用器具等 パソコン、統合開発環境、TOPPERS/SSP最少セットμITRON、マイコンボード、デバッガ
養成する能力 生産性の向上を実現できる能力
改訂日 2021.08

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