カリキュラムシート
分類番号 A403-008-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | 組込み制御システムのオブジェクト指向開発・実装技術 |
訓練対象者 | 電子機器等の設計・開発業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 組込みシステム開発・設計の生産性の向上をめざして、効率化、最適化(改善)に向けてオブジェクト指向設計手法を用いた複雑な組込みシステムを効率的に設計する技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.組込みシステムのハードウェア構成 | (1)ターゲットボードの選択とCPUアーキテクチャ (2)制御対象とI/O仕様 (3)開発・評価環境 |
1 | |
3.組込みシステムの制御対象 | (1)モータの速度制御、多軸制御、位置決め制御など (2)温度・湿度、流量等のプロセス制御 (3)GIS、モバイル等の制御 |
1 | |
4.組込み開発言語の特徴 | (1)プログラムとセクション割付け (2)セクションの二重化及び初期化 (3)ポインタを利用した特定アドレスへのアクセス (4)最適化の抑止(volatile指定子) (5)組込みシステムで利用できない関数 (6)マイコンアーキテクチャを活かしたプログラム |
2.5 | 2 |
5.開発環境と組込みシステム開発実習 | (1)ガイドの利用方法 (2)生産性、信頼性、保守性、移植性の高いコーディング作法 (3)頻度の高いコーディングトラブルとトラブルシューティング (4)オブジェクト指向開発と設計モデル作成法実習 (5)UMLの概要及び組込みシステムへの適用について (6)UMLによるモデリング実習 (7)分析、設計(各ダイアグラム作成のポイントと実習) |
5.5 | 4 |
6.応用制御課題(モデルの実装) | (1)設計モデルからコードへの変換法実習 (2)ステートチャート図を用いた制御プログラム開発実習 (3)クラス図を用いた制御プログラム開発実習 (4)アクティビティ図を用いた制御プログラム開発実習 (5)割込みコントローラ動作と割込み制御プログラム開発実習 (6)注意事項(処理時間、グローバル変数の排他制御など) (7)タイマモジュールを利用したI/O制御実習 (8)シリアルインタフェースとDMA転送実習 |
7 | 7 |
7.まとめ | (1)実習の全体的な講評及び確認・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 18 | 13.5 |
使用器具等 | 組込み用ターゲットマイコンボード、開発用ホストコンピュータ(パソコン)、開発ツール、UML設計ツール |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2022.08 |