カリキュラムシート
分類番号 A301-021-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | 高周波回路の設計製作・評価技術 |
訓練対象者 | 通信機器等の高周波回路設計・開発に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | アナログ回路設計の生産性の向上をめざして、効率化、適正化、最適化(改善)、安全性向上に向けた通信に係る高周波回路の設計・評価実習を通して、高周波回路の解析、設計及び評価技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.電磁波帯域とシステム例 | (1)高周波と電磁波帯域 イ.高周波システムについて |
1 | |
3.高周波回路の理論とマッチング回路の設計 | (1)高周波回路と交流回路 イ.インピーダンスとアドミタンス ロ.波長と波長短縮、電気長 (2)分布定数回路と特性インピーダンス イ.スミスチャートを活用したマッチング回路の設計 ロ.インピーダンス測定と実際のマッチング調整 |
2 | 1 |
4.受動部品の特性と振る舞い及びパターン設計 | (1)現実の受動部品の特性と測定法・評価 イ.理想的な部品と現実部品の違いについて (2)伝送線路と特性インピーダンス (3)各種スタブの特性と電磁界解析による検証 (4)パターン設計 イ.高周波回路用基板と特性インピーダンス ロ.コーナー部の形状とその影響 |
3.5 | 2 |
5.回路設計 | (1)回路設計とシミュレーションによる解析 イ.伝送線路フィルタ ロ.アンプ(ローノイズアンプとパワーアンプ) ハ.スイッチ(SPSTとSPDT) ニ.ミキサ(受動ミキサと能動ミキサ) ホ.発振回路(LC発振回路とその応用回路) (2)測定と評価、設計上の注意点 イ.各回路の測定項目と実測・評価 |
6 | 5 |
6.総合課題 | (1)送受信システムに使用されるLCフィルタの設計と実用化 イ.LCフィルタの設計及び基板への実装 ロ.ネットワークアナライザによる回路特性の測定と評価 |
4 | 3 |
7.まとめ | (1)実習の全体的な講評及び確認・評価・改善方法 |
1 | 1 |
訓練時間合計 | 18 | 12 |
使用器具等 | 直流電源、ネットワークアナライザ、ファンクションジェネレータ、回路シミュレータ、実習用基板、はんだこて |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2024.09 |