カリキュラムシート
分類番号 A301-002-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
---|---|
訓練コース | 電子部品の適材適所による回路設計技術 |
訓練対象者 | 電子機器の回路設計・開発に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | アナログ回路設計の生産性の向上をめざして、適正化、最適化(改善)、安全性向上に向けた回路特性や性能を改善する各種実習を通して、品質の高い電子回路設計技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
---|---|---|---|
1.コースの概要及び留意事項 | (1)訓練コースの概要説明 (2)受講者が有する専門的能力の確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.電子回路部品の特性 | (1)抵抗の種類と特性 (2)コンデンサの種類と特性 (3)コイルの種類と特性 (4)部品のQ値と周波数特性 |
1 | |
3.回路性能の検討と改善 | (1)回路の問題点の抽出とその解決方法の考案 (2)回路測定実習と回路の特性を改善する方法 イ.回路の電流制限抵抗と電流検出抵抗の改善 ロ.ディジタル回路のプルアップ抵抗の改善 ハ.高精度絶対値回路の改善 ニ.電源パスコンの改善、長時間タイマの改善 ホ.低ESR、低ESLコンデンサの活用による特性改善 ヘ.信号用LCフィルタの改善 ト.パワー回路におけるコイルの改善 チ.高周波回路における空芯コイルの改善 |
5.5 | 4 |
4.ディジタル回路から発生するノイズと対策 | (1)クロックパルスの周波数スペクトラム イ.矩形波のスペクトラムの計算値と実測値 ロ.スペクトラムレベルの改善 (2)電源ライン(パターン)への対策 (3)GNDへの対策 (4)パスコンの効果 |
3 | 2 |
5.実践回路設計実習 | (1)ダンピング抵抗による効果 (2)パスコンの最適値の決定法 (3)コモンモードノイズの測定 (4)回路シミュレータを用いた回路設計実習 イ.特性インピーダンスと反射 ロ.反射のシミュレーションと回路設計 (5)電磁界シミュレーションを用いた回路設計 |
6 | 5 |
6.まとめ | (1)実習の全体的な講評及び確認・評価 |
2 | 2 |
訓練時間合計 | 18 | 13 |
使用器具等 | 直流電源、実習用基板、オシロスコープ、スペクトラムアナライザ、パソコン、伝送線路シミュレーションソフト |
---|---|
養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2024.09 |