(1)標準カリキュラムの取扱い
専門課程の各訓練科については、専門課程の標準カリキュラム集に合致したカリキュラムとすること。
(2)標準カリキュラムに定める授業科目以外の科目の設定
標準カリキュラムに定める授業科目以外の科目については、産業界のニーズ、技術動向等を考慮して各大学校等で設定できるものとする。
この場合にあっても、各訓練科の教育訓練目標を達成するために必要な授業科目を設定することとし、体系的かつ効果的なカリキュラム編成を行うこと。
(3)授業科目
- 授業科目は、一般教育科目及び専門教育科目に区分し、さらに専門教育科目は、系基礎学科、系基礎実技、専攻学科及び専攻実技に区分すること。
- 一般教育科目は、人文科学、社会科学、自然科学、外国語及び保健体育の分野から設定することとし、12~18単位を原則とすること。
- 一般教育科目及び専門教育科目は、標準カリキュラムの授業科目及び単位数を必修とすること。
- 系基礎実技及び専攻実技の単位数は、系基礎学科及び専攻学科の単位数を上回るように設定すること。ただし、系基礎学科及び専攻学科の合計単位数は、50単位を下回らないようにすること。
- 2年間の訓練の集大成として、全ての訓練科に「総合制作実習」を必修として設けること。
なお、ホテルビジネス科については、「総合制作実習」に代えて「総合実習」とすること。
(4)訓練時間等
- 訓練時間は、年間1400時間以上を標準として、2年間で2800時間以上実施すること。
- 年間の訓練実施は、概ね40週とすること。
- 開講日は、原則として月曜日から金曜日までの週5日制とすること。
- 1週当たりの開講時間は、原則として36時間とすること。
- 実学融合等の効果的な訓練の展開を図るため、四半期に区分したカリキュラム編成とすること。
- 訓練時間には、定期試験及び職業能力開発促進法第21条に基づく技能照査を含めることができること。
(5)単位
各授業科目の単位は、18時間をもって1単位とし、学科及び実技の単位換算は、同じ時間数とすること。
(6)その他
- 授業時間は、1時限を2時間とし、2時間=100分授業として実施すること。
- 集中実習は、原則として、1週間単位で実施すること。
(平成13年11月22日付け 13雇能理発第277号通達)