能開大の修了・卒業生の進路状況および入学状況

平成6年度の研究課程修了式および長期課程卒業式が平成7年3月24日(金),能開大内において合同で執り行われました。

また,両課程の平成7年度入学式は,4月4日(火)執り行われました。

両課程の平成6年度修了・卒業状況,また,平成7年度入学状況は,それぞれ表のとおりです。

平成6年度研究課程修了生進路状況

平成6年度研究課程修了生進路状況
平成6年度研究課程修了生進路状況

平成6年度長期課程卒業生進路状況

平成6年度長期課程卒業生進路状況
平成6年度長期課程卒業生進路状況

平成7年度研究課程入学状況

平成7年度研究課程入学状況
平成7年度研究課程入学状況

平成7年度長期課程入学状況

平成7年度長期課程入学状況
平成7年度長期課程入学状況

人事異動

人事異動
人事異動

能開大の修了・卒業生の進路状況および入学状況

研修研究センターのうごき■研修リポート【短期実践技術研修】

「プレゼンテーション技法」

“相談援助能力,企画立案能力の向上および授業展開の向上を図る”ということで,相手のニーズの発見からサービスを提供するためのプレゼンテーションまでを,プレゼンテーションを中心に短期実践技術研修として平成6年度に初めて設定したものです。

本研修は平成7年1月23日(月)から27日(金)までの5日間にわたって職業能力開発大学校,多目的・実習研修棟の501教室で行われました。

本研修コースは,研修員がプレゼンテーションを円滑に進めるために必要なビジュアル・コミュニケーション,創造性開発,相手のニーズの発見と開発,プレゼンテーションについての基礎知識・技法を修得しました。

本研修は座学と演習・実習で進められ,この研修を受講した研修員からは,「これからのプレゼンテーションを実施するうえで大変に参考になった」「日常の授業を展開するうえで,すぐに役立ててみたい,またヒューマンリレーションの大切さを教えていただき感謝している」などの感想が寄せられました。

本研修には,北は北海道から南は沖縄までの全国の公共職業能力開発施設のインテリア科,自動車整備科,OA事務科,情報処理科,電気設備科,生産サービス科,居住系,訓練課長等を担当している県立の職業能力開発施設,雇用促進事業団立の職業能力開発促進センターの9名の方が受講されました。

研修員の方はプレゼンテーション技法を少しでも多く修得しようと,写真のように一生懸命にプレゼンテーション実習等に励んでいました。

《プレゼンテーションと上手な説明とは》

「どうしてあの人は,あんなに説明がうまいのだろうか」,実に明瞭な言葉で,簡潔でわかりやすく,こちらもつられて,ついうなずいてしまうほど,上手な説明というものは,ほんとうに魅力的です。こういった説明は誰でもやりたいと思うし,願っています。人柄,言葉の明蜥さも1つの要因ですが,ほかにも以下のものがあります。

  1. ① わかりやすい言葉で落ちついて,速すぎないこと。
  2. ② 具体的で,順序よく列挙し,わかりやすい適切な例を多く使っている。
  3. ③ 数字を使い,証拠をあげ,的確である。
  4. ④ 重要なポイントを繰り返す。
  5. ⑤ 複雑な説明については,一段落したところで要約する。

次に,わかりやすい説明の仕方をあげると,以下のとおりになります。

① 歴史的説明法
その事実,または問題の来歴,よって来たるところを歴史的事実にそって説明する。
② 帰納法的説明法
事実をいくつも重ねあわせ,この中から事実または問題の本質を説明していく。
③ 演繹法的説明法
事実または問題点を先に要約し,そうなった事実をあげていく説明法。
④ 理由づけによる説明法
「なぜ」そうなったか,という疑問に答える形で説明する方法。
⑤ 事実または問題の性格を述べる説明法
事実または問題はいったい何か,その性格は何か,その属性,特徴は何かということから説き起こす説明法。
⑥ ノウハウ解説的説明法
料理を作るような,始めから順序立てたクックブック・スタイル説明法。
⑦ 機能説明法
事実,または問題に関する機能面からの説明法。

《新規の顧客によって事業は永続する》

営業担当者の立場から,日常,仕事のうえで会う人たちは3種類です。その人たちとは,

  • ◎現在の顧客
  • ◎将来の顧客
  • ◎社内,社外の関係者

多くの人々の経験によると,営業担当者が現在持っている顧客は,放置しておけば年々15~20%ずつ減少していくといいます。だからどんなに多く買ってくれる顧客を現在持っていても,そのまま何もしなければ,10年後には実質上ゼロになってしまうことになります。

したがって,絶えず新規顧客の開拓を行い,顧客を増加していかなければ営業担当者はもとより,すべての事業は立ちゆかないのです。少なくとも年間15%以上の顧客増加がなければ,営業担当者としては後退していることを意味しています。

今回の研修を大いに活用していただいて職業能力開発施設の顧客を増やしていただきたいと思います。

平成7年度の短期実践技術研修「プレゼンテーション技法」は平成8年1月22日~26日の予定で同じ講師に指導を仰ぐ予定でいます。

(第三研修室 植木 重男)

【広報普及室より】自作教材の活用状況と平成6年度提供された自作教材一覧

1.はじめに

研修研究センターでは,平成2年度から全国の職業能力開発施設または指導員の方々のご理解により,自作教材の情報交流に努めています。各職業能力開発施設では,優れた自作教材が指導員の方々の手により作成されていますが,これらの教材は指導員個々人や各職業能力開発施設単位での活用にとどまっているのが実状です。

そこで,研修研究センターではこの優れた自作教材を職業能力開発界全体の共有財産として多くの人々に活用され,指導員間の情報交流の一助となるよう,ご提供いただいた自作教材を「自作教材リスト」としてまとめています。平成6年度も自作教材を多くの方が活用されましたので,その利用状況について報告いたします。

また平成7年3月に「平成6年度版 自作教材リスト」(教材情報資料No.20)を刊行し,全国の事業団立能開施設・都道府県立能開施設・関係機関他へ送付予定としておりますのでご活用ください。

(掲載数 テキスト教材    414点

ソフト・ビデオ教材 65点

UITnet (パソコン通信) により利用できる教材を含む)

2.自作教材の活用状況

平成6年度に問い含わせがあった件数(人数)は,平成7年3月現在で67件(人),237冊でした。

3.新たに提供された自作教材

教材コンクール応募者からの作品の提供をはじめ,表1のような自作教材が新たに提供されましたので,お知らせいたします。

表1
表1

4.おわリに

自作教材の情報交流は,各指導員や各職業能力開発施設の方々のご協力なくして成り立ちません。研修研究センターでは,今後も教材の充実,教育訓練の発展に努めてまいりますので,皆様のご協力をお願いいたします。

なお,自作教材に関する問い合わせは下記までお願いします。

職業能力開発大学校

研修研究センター広報普及室

TEL 0427-63-9047  FAX 0427-63-9048

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