2023年1号「技能と技術」誌311号
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図6 TB-10型コックピット図7 PA-28R-201型コックピット(5)3-B-(5)項の電子電気装備で,「TB-10型は従来型の装備であるが最新の装備を要件とする。」との記載について,TB-10型の装備(図6)は30年ほど前の技術で作られており,現在入手可能な機体はグラスコックピット化(図7)され,電気信号もアC.機種の選定B-(1)~(5)項の検討よりパイパー式PA-28R-201型およびビーチクラフト式 ボナンザG36型の2機種は,ほぼ同等の系統,装備を有しており,比較は難しい。しかしB-(1)項の機体全長についてG36型が約1m長いので格納庫内訓練スペースの確保の点および,B-(4)の発動機について現行TB-10型とのエンジンとプロペラの共通性で,僅差であるがパイパー式PA-28R-201型を選定すべきと判断した。-37-ナログからデジタルになり,表示も集合計器として統合されている。飛行機が飛ぶために必要な基本機能は変わらないがa~j項の要件は最新の装備を想定している。二等航空運航整備士の専門課程では以下の科目で実機を使用した訓練を行っている。機体の変更による訓練教材の変更の必要性について概要の確認を行った。7.訓練教材の変更について

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