2023年1号「技能と技術」誌311号
33/44

図1 TB-10 三面図(TB-10型機飛行規程[1]より引用)千葉職業能力開発短期大学校成田校 岩﨑 道雄当校航空機整備科では国家資格である二等航空運航整備士の養成を行うための訓練教材として主に3機の航空機を用いて訓練を行っている。現在使用している機材はフランス SOCATA社製のソカタ式TB-10型機であるが,導入から約30年が経過して老朽化が進み,部分的に修復が困難な箇所も散見されるため機材の更新を行うこととなった。訓練の目的にあった後継機材を選定し,また現在の機材との差異については技術的な研究や訓練教材について調査研究を行った。後継機種の選定にあたり現在の機種の概要について確認を行った。A.現在の機体の概要(1)航空機の種類,等級及び型式種類:飛行機,等級:陸上単発機,型式:ソカタ式TBlO型(2)耐空類別飛行機 普通N又は実用U(3)発動機及びプロペラの型式及び数発動機:ライカミング式O-360-AlAD型 1基プロペラハーツェル式HC-C2YK-1BF/F7666A-2型 1基(4)航空機の主要サイズ及び三面図-31-全長:25フィート5.2インチ(約7.75メートル)全高:9フィート10.9インチ(約3.02メートル)全幅:32フィート5.2インチ(約9.89メートル)三面図:図1参照1.はじめに2.現在の機種の概要訓練用航空機の更新に関わる技術的調査・研究

元のページ  ../index.html#33

このブックを見る