2023年1号「技能と技術」誌311号
30/44

表7 TB10型,水平飛行性能の例(文献[1]から転記,一部換算)表7から読み取り,同回転数でMAPの変化に対する出力レートの変化について,MAP19.2から20.7(+1.5)で出力レートが6または7%増加している。MAP20.7から22.1(+1.4)で出力レートが6または7%増加している。「MAP:+1.5で出力レート:+6.5%とする。」同様に読み取り,同MAPで回転数の変化に対する出力レートの変化について,100RPM増加に対し出力レートが1または2%増加している。「回転数:+100RPMで出力レート:+1.5%とする。」出力レートの変化量をΔP(%),MAPの変化量をΔMAP(in-Hg),回転数の変化量をΔRPMとすると, ΔP(%)=6.5/1.5×ΔMAP(in-Hg) ΔP(%)=1.5/100×ΔRPM上2式から出力レートに変化がない場合の回転数変化とMAP変化の量的関係を導くと, ΔMAP(in-Hg)=0.003462×ΔRPM となる。-28-6.3 エコノミークルーズの例高度:6000ft外気温度:37°F(約3℃)実回転数:2300RPMMAP:19.2in-Hg(パートスロットル)出力レート:58%真対気速度:105kt選定回転数:2300RPMプロペラ羽根角:中間ピッチ出力:104.4HPトルク:238.4ft-lbこの状態を略してECとする。6.4 パフォーマンスクルーズの例高度:6000ft外気温度:37°F(約3℃)実回転数:2700RPMMAP:22.1in-Hg(フルスロットル)出力レート:78%真対気速度:127kt

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る