図5 障害者職業訓練推進交流プラザの実施例表6 所沢校におけるH30～R1年度職業大オーダーメイド研修実績カリキュラムに関するものから，訓練生の入校や就職に関するもの，職員の指導技法の向上や人材育成に関するものまで多岐にわたる。これまでの相談窓口の対応実績を，相談内容別に集約・要約して整理すると，表5のようになる。電話やメールで直接的に解決できるものもあれば，問い合わせの内容を起点に指導技法等体験プログラムや，専門訓練コース設置・運営サポート事業などをご案内する場合もある。また要望に応じて出前型の研修による指導技法普及を行うなどの対応を行っている。⑤ 障害者職業訓練推進交流プラザ障害者の職業訓練を実施している，または，障害者の受け入れを検討している施設等（障害者職業能力開発校，一般の職業能力開発校，民間の職業能力開発施設，障害者委託訓練受託施設，都道府県職業能力開発主管課）の職員を対象に，障害者の職業訓練に関する実践的・先導的な取り組みについての解－7－説，情報共有，意見交換等を行うことにより，効果的な障害者職業訓練の推進に資することを目的に開催している。例年10月から11月に障害者職業総合センターを会場としている。所沢校，吉備校は訓練技法の紹介と，グループ別検討会のファシリテーションを担当し，障害種別での職業訓練や委託訓練について，各グループに分かれて情報共有と課題検討を行っている。令和2年度は従来の会場への来場は行わず，オンライン配信となった。3.3 近年開始された指導技法普及業務所沢校，吉備校の指導技法普及については上述の5つ支援メニューが基本であるが，近年，障害者職業能力開発校ではない一般の職業能力開発校（以下，一般校という）においても，精神障害・発達障害者等の訓練生への対応法に関する指導技法を知りたいと言った声が多くなっている。また，一般校の既存の訓練科に精神障害者等が入校する状況をふまえて，受け入れに係るノウハウ普及，対応力を強化するための検討会や，研修会などの取り組みが新たに始まっており，所沢校では研修等の協力依頼があった際に対応することとなった。① 職業大オーダーメイド研修平成30年度より，職業能力開発総合大学校（以下，職業大とする）が実施するオーダーメイド（出前型）研修に，訓練技法開発研修「精神障害者・発達障害者を対象とした訓練指導」が登録され，全国の職業能力開発校の要望に応じて所沢校から講師派遣を行い，研修を実施することとなった。昨年度までに9施設203名に対して研修を実施した。新型コロナウイルス感
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