2022年3号「技能と技術」誌309号
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表3 所沢校におけるH24~R2年度専門訓練コース設置・運営サポート事業実績図4 支援の流れしている。所沢校においては,昨年度までに358施設,432名に対してプログラムを実施した。アンケートを通じて次の様な意見が出されている。・生活チェックシート[5]を使うと,訓練生の状況を把握することができ大変有効と感じた。・セルフマネジメント訓練の様な,訓練結果を振り返るグループワークを訓練場面で取り入れると,より職場を意識した取り組みができると思う。今後の訓練の参考にしたい。・障害名だけでなく,訓練生本人の特性をしっかり確認して対応したい。・実際の訓練場面と訓練生の様子を見ることで,紹介されたツールや技法をどのように活用しているか理解することができた。・訓練生の行動を観察し,背景にある原因を考えて指導することの大切さを知った。これからは訓練生の作業中の細かな変化なども確認し,複数の職員で情報共有しながら対応を考えていきたい。・他施設での取組などもいろいろ聞くことができるのでありがたい。-5-② 専門訓練コース設置・運営サポート事業特別支援障害者向け訓練コースを設置している,または,訓練コース設置を計画している障害者職業能力開発校や一般校等を対象に,当該校の訓練計画や訓練環境,支援ニーズに応じたオーダーメイドの支援プログラムを作成し,訓練指導員等を対象としたOJT形式による実務演習と訪問等による助言等により,新たな訓練コースの設置および円滑な運営支援を実施している。本事業は平成24年度より実施しており,本年度末までに,のべ16の職業能力開発施設および県の能力開発主管課に対して支援を行ってきた。

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