2022年3号「技能と技術」誌309号
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図2 職業訓練における氷山モデル(エリック・ショプラーのモデル[3]を元に作成)図3 指導技法等体験プログラムの実施内容例表1 指導技法普及に係る支援メニュー断し,対応するのではなく,なぜそのような行動や言動に至るのか,背景にある要因にも着目し,対応を考えていくことが望ましい。そのためには日頃より訓練場面での訓練生の行動をよく観察することが必要である。その結果,訓練生の訓練・支援のニーズを的確に把握することができるのである。3.1 指導技法普及の内容について所沢校が行う指導技法普及に係る支援メニューは大きく5つに分類される[4]。投稿原稿は,編集に際して以下のように分類している。-3-3.2 指導技法普及の実施状況について① 指導技法等体験プログラム所沢校では,精神障害や発達障害等の職業訓練上特別な支援を要する障害のある人の職業訓練技法等について理解を深め,新たな受け入れや受け入れの拡大に向けた今後の検討の参考にしていただくことを目的に,校を会場として訓練場面の見学や体験等を行う指導技法等体験プログラム(以下,「体験プログラム」という。)を実施している。参加者のニーズに応じてコース分けを行っており,障害特性3.指導技法普及の内容とその実施状況について

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