2022年3号「技能と技術」誌309号
26/42

図16 障害種類別のOff-JT希望状況図17 障害種類別のOff-JT希望状況表3 在職者訓練コース(施設内訓練)高いことがうかがえる。(図14)特例子会社では母数が少ないが「販売の業務」,「専門的,技術的業務」,「管理的業務」が高い傾向にある。(図15)(3)障害種類別の在職者訓練等の状況障害種類別の在職者訓練は,一般企業では母数は少ないが「高次脳機能障害者」,「発達障害者」が高く,特例子会社では「身体障害者」が高い傾向にある。また研修を実施している企業のうちでOff-JTを活用している企業は,一般企業および特例子会社ともに,母数は少ないが「高次脳機能障害者」と「身体障害者」が高い傾向にある。次に企業における研修の意向については,一般企業では「発達障害者」が高く,特例子会社ではあまり差異はない。さらに研修意向があってOff-JT研修を希望している企業は,一般企業では母数は少ないが「高次脳機能障害者」,「身体障害者」,「発達障害者」が高い。(図16)特例子会社では母数は少ないが「高次脳機能障害者」,「知的障害者」,「精神障害者」が高い傾向にある。(図17)-24-5.2 都道府県の調査結果のまとめ(1)施設内訓練の実施における課題施設内訓練の在職者訓練は,宮城,東京,神奈川,愛知,大阪の都市部の障害者校において,レディメイド33コース,オーダーメイド2コースが実施されている。(表3)この他に機構運営の埼玉県の国立職業リハビリテーションセンター,岡山県の国立吉備高原職業リハビリテーションセンターにおいても実施している。地域的には,都市部に集中している傾向がみられる。訓練実施上の課題としての自由記述の回答では,障害種類を問わず募集し,応募者は増加しているが施設・設備や担当者,支援者が不足しているので定員を増やせない。またレベル差,障害特性等から苦

元のページ  ../index.html#26

このブックを見る