2022年2号「技能と技術」誌308号
20/44

写真6-1 女性交流会の様子-18-(2)実施概要開催日  令和3年2月24日(水)開催時間 午後3時30分~午後4時45分(75分間)参加者  江津市建設業協会 5社 8名プログラム①自己紹介 (10分)②ミニゲーム (15分)③質問タイム,フリートーク(1回目) (20分)④2グループに分かれて実施。1回目終了後は学生がグループを移動。⑤質問タイム,フリートーク(2回目) (20分)(3)交流会の様子初めに参加者全員,簡単な自己紹介をした。最初は緊張している様子もみられたが,2グループに分かれてミニゲームで対戦すると,参加者からは自然と笑いや会話が生まれ,各グループとも打ち解けた雰囲気になった。続いて,その雰囲気のままケーキを囲んだ質問タイム,フリートークを行った。学生はいろいろな方の意見を聞いたり,一つの質問からどんどん話が発展してさまざまな質問につなげたりと,積極的に交流会に参加していた。(写真6-1)(建築技術職5名,土木技術職1名,事務職2名)島根職業能力開発短期大学校 学生8名(住居環境科1年生5名,2年生3名)【江津市建設業協会との女性交流会】ここで,職業意識の向上や就職支援の一環として実施した,当校の女子学生と江津市建設業協会の会員企業に勤務する女性職員との交流会についてより詳しく述べることにする。(1)交流会の目的当校の女子学生と建設業に携わる女性社員の方々とが,お互い生の声で話せる場とし,学生には職業選択や就職活動に関する不安解消の場として,女性社員の方にとっては仕事や企業について学生に知ってもらう機会として活用することを目的とする。この交流会への参加で生じることが考えられるメリットは,次の通りである。●建設業協会 企業側のメリット・仕事や企業について学生に知ってもらう機会であり,自社の情報発信ができる。・江津市建設業の人材確保につながる。・会社説明会や面接ではみえない,素の姿でお互いを確認できる。・学生から,建設業や仕事に対するリアルな声を聴くことができる。・建設業で働く他社女性社員の現状や悩み等リアルな声を聴き,情報の交換,共有ができる。・建設業で働く女性社員同士のつながりをつくるきっかけとなる。●学生のメリット・社会人との交流によって,社会人の考え方に触れ,社会の仕組みを理解できる。・社会人のリアルな話を聞くことで,さまざまな企業や職種に興味関心がわく。・自分の思い込みや勘違いを正し,より具体的に働くことについて考えられるようになる。・女性としての働き方について具体的なイメージが持てるようになる。・結婚,出産等のライフイベントによる働き方の変化についてイメージが持てるようになる。

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る