2022年1号「技能と技術」誌307号
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表2 作業時間表3 作業品質表4 評価基準図6 比較検証(紙手順書)図7 比較検証(AR手順書)図8 AR手順書し,作成した2種類の手順書について,実際に作業をしてもらい,わかりにくい点などをヒアリングし,手順書を修正した。表3において作業者Cの作業品質が良くなかった。これは,表4の「接続部の配置 被覆部保持長が5mm以上」に該当し,熱収縮スリーブによる補強作業において融着点を中心に調整できていなかった-4-ためである。ただし,この検証はサンプル数が少ないため,今後,サンプリングを増やす必要がある。5.5. 制作物図8にHoloLens2でAR手順書を表示している様子を示す。HoloLens2はQRコードアンカー(以下,アンカー)を使用し,空間上に矢印等のホログラムを表示する。アンカーを原点とし,ホログラムを配置することで作業者が視覚的に作業を捉えることができ,作業の効率化を図ることができる。HoloLens2

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