2021年2号「技能と技術」誌304号
25/34

自動車整備科ブロック建築科電気工事実習電気機器制御実習期課程では約2,900名の修了生を輩出しています。大崎管内への就職が大半を占め,地域に貢献する職業訓練施設として認知されています。3.1 電気科(1年課程)電気科は,昭和38年に「電工科」の名称で開設されました。その後電気工事科,電気設備科などの名称に変更されたこともありましたが,平成3年に「電気科」に改称され,現在に至ります。(1)電気科の訓練内容と特色電気科では,住宅や店舗,工場の電気工事や保守管理に関する知識・技術の習得を訓練の目的としています。また,当科は経済産業省から第二種電気工事士養成施設の指定を受けており,電気工事に関連する内容を主体とした訓練を実施しています。-23-さらに,技能検定二級電気機器組立て(配電盤・制御盤組立て作業)程度の内容を目標とした電気機器制御実習や建築図面と電気配線をCADで作図するコンピュータ操作基本実習などもカリキュラムに取り入れ,電気技術者として即戦力となれる人財の育成を目指しています。特色としては,第一種電気工事士試験に力を入れていることです。前述のとおり,当科は第二種電気工事士の養成施設となっており,修了と同時に第二種電気工事士の免状が取得できますが,近年の電気工事業界では第二種電気工事士の免状を保持していることは当然の事となりつつあり,従事できる範囲が広い第一種電気工事士の免状の取得が要求されているからです。令和2年度の合格率は80%となり,例年高い合格率となっています。3.普通課程

元のページ  ../index.html#25

このブックを見る