3/2017
27/50

るんです。実際に見に来られる方は,余り居ないですね。Q8:住民さんが健康であれば,今まで使っていたデイサービスなども,自宅から仮設住宅に変えた形で使えると考えてしまっても宜しいですか。A8:実際に,デイに行かれている方は居られますね。Q:ここは皆風呂には入れるんですか。A:お風呂はあっても,入れなくなっている人は居るんじゃないかな。お風呂が,深くて狭いんですよね。お風呂がもう少し浅いお風呂だと良いんですけれどもね。(風呂が,高齢者や身障者仕様になっていない)。狭いのは,別に問題ないと思うんですよ。直ぐに,掴まれるから。Q:東北の見学の時に,福祉型の仮設住宅を見ました。それは手摺は,沢山付けられているんです。唯,高さは余り変わらないんですね。普通の風呂は,土間があって,風呂桶を少し切り下げて設置して,手すりの高さも低く設定できる。仮設では,床下スペースが無いので,下に下げられないので,どうしても浴槽の淵が高くなってしまう(高齢者や身障者仕様の仮設住宅での風呂の設置仕様を考える必要がある)。A:お風呂に入る脱衣所の所が,少し上がってますよね。Q:それは仮設住宅で,風呂桶を組み込んでいるから……。福祉型になると,少しは違うかなぁ,と思うのだけれど。仮設に床下スペースが無いのは同じですから。そう言う人は,デイサービスに行くんですかね。A:そうですね。デイサービスに行き始めた方なども居られますからね。元々デイサービスを利用していた方々は,行って居られると思いますけれど,デイサービス自体で被災された所も有りますからね。Q9:全体を通して,何か知っておいた方が良い事は御座いますか。A9:障害のある方で,知的の方の方で,実際に働いて居られる方もいます。-25-Q:障がい者基本法が変わって,企業は雇用して行く義務が生じる。A:身体と知的の方は,或る程度まで働けるんですけれども,精神の人は,余り続かない……。Q:こう言うのって,どう言う費用で賄われているんですか。A:アドバイザーは,県の方の依頼で,賄われているそうです。県から補助金をもらってやっている仕事です。生活支援アドバイザーと言うものに対する補助金をもらってやっています。それを福祉系の事務局が受けてやっています。Q(学):どうのような内容の相談が多いですか。A:去年なんかは,住まいの相談ですね。復興支援住宅などが,未だ出来ると判らなかった頃ですから……。今年は,もう住む処も見つけた人も出てきましたから(震災から,1年9か月経った時点)。或る意味,相談内容も落ち着いちゃった感じですかねぇ。Q:近隣同士の問題はないですか。A:ありましたね。Q:そう言うのはどうするんですか。A:皆さん,元々,近くに住んでいた人達がまとまって住んでるんですよ。まとまって割り振っているので。帰ってからの人間関係も有るから,余り言わないでって……。話だけ聞いてもらえればって,そう言う感じが多かったですね。Q:あぁ,なるほどね。聞いてもらえればいい訳ですか。A:あとは全体的に気を付ける様に,アナウンスしたりとか。その個人の方に言うのではなくて。Q:あと,買い物の方はどうですか。A:買い物は,週に1回アドバイザーの方で,買い物ツアーとかやっているんですよ。原則,車が無い方で,買い物に困っている方。Q:その方に何をするんですか。車で帰って来た時の砂利の音がうるさいとか,車の乗り入れの苦情とかも有りますよ,家の脇まで着けちゃう人とかも居るんで,危ないんで……。夜中のシャワーの音がうるさいとか,ありましたねぇ。そう言う苦情みたいのは有りましたけど……。

元のページ  ../index.html#27

このブックを見る