3/2017
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支援のために日常的に関わって居られる。その内容を,以下に紹介しながら,その基本的な考え方を考察したい。質問は,想定問答集に沿って,話し合いが行われて行った。途中には,その関連での内容もある。Q1:こう言ったソフト面での位置づけについて。A1:元々高齢者の方々が居られて,閉じ籠もりも在るかも知れないし,何処か相談出来る様な場所,外に出られる場所,集まれる場所が有ればいいかなと言う事で,この集会所を作った。中々,家から出て来る方も少ないので。向こうへ行った方が早いのではないかと言う事で,巡回して顔見知りになってから,と言うのが最初であった。Q:きのうも46名位集まって居られましたが…。A:もう1年位経つのですけれど,利用する方が固定してしまっていて,後からそのメンバーに入るのも気が引けると言う方も,実際に居られる…。決まった方々が多い。昨日などは,リーダー的な方々が,“どうせなら皆で行こうよ…。”と声を掛けて下さって,割と人数集まったと思います。Q:やっぱり,呼び掛けが必要だと言う事ですね。A:そうですね。それで配布物,炊き出しなんかは,皆持って帰っちゃうんですよ。Q:昨日もね,反省会の時に,そんな様な事を仰ってましたよ。A:それで昨日はここで昼食会と言う形で開催してくれて,ここで皆で食べれるのは良いのかなと思う。Q:やっぱり主催者としては,持ち帰って欲しくないと言う……。A:昨日の会は,皆でここでお話ししましょうと言う会だったので……。Q:成る程ね。でもねぇ,クリスマスの歌をうたったり,とても美しい響きでしたね。Q2:その為には,働く側の人は,どの様な人柄の人が望ましいと考えられますか。採用の時などに-23-も。A2:アドバイザーのスタッフは,元々,相談業務を受けて居る人達なので,そう言った職員がメンバーで入って居る。でも,そう言う人だけでは無くて,元々,精神の分野の人で,デイサービスの様に人が集まる所で働いていた人も居て,結構話し易いみたいな。Q:当然にそうなんでしょうね。それは業務経験などから出るものなんですか。結構業務に慣れて居ると言うか……。A:それは思いますですねぇ。Q:唯優しければ良いと言う事でもない…。A:聴くのが上手な人ですね。Q:聞き上手と言うのが,一つのポイントなんですか。A:そう思いますね。Q:採用の時に,聞き上手を見抜く方法とか有るんですかね。A:相談業務とかだと,そう言った本とか資料とかビデオとかも出ているので,訓練と言うか,独自にしていると思うのですけれど。Q3:聴く時って,一人ずつどれ位の時間を掛けてきくのですか。A3:ここ(仮設住宅)ではそんなにねぇ……。Q:まちまちですか……。A:そのケースに拠って違うと思うんですけれど。相談が持ち込まれた時には,ここ(仮設の集会室)の相談室で聞いたり,自宅で聞いたり。Q:では又,と言うことですか。A:そうですね。Q4:年齢構成や男女比率はどうですか。A4:断然に女性の方が多いですね。そして高齢者が多いですね。元々若い方たちも居たんですけれど,そう言う方たちはもう出ちゃっているんで。ぜんぜん居ない訳じゃないんですけども。Q5:福祉の方と住民の方とは,1日,1週間,1カ月,どのようなサイクルで接して居られるのでしょう余り長くなっても,疲れさせてしまったりするので,長くても,ここ(仮設)だったら1時間以内位ですね。

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