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表1 審査の項目とその判断基準の例気になったことは,些細なことでもメモを取ることとした。競技終了間際は時間確認,設定確認,検査などそれぞれの注意点について記載した。③ 競技終了後の審査・確認事項 器具等取り外してしまうと審査ができない審-25-大会に先立って,実際に競技パネルに作成した競技課題を準備し,審査員による模擬審査を実施した。作成した審査表を元に審査項目ごとに審査を実践した。模擬審査によって,審査のイメージを明確に持つことができ,本番に不安なく臨むことができるとの感想があった。また,審査表および審査基準についても意見が上がり,本番に向けて審査表の完成度を上げることができた。なお,個々の審査項目の欠陥の具体的な判断方法についての手引きなどは作成していない。5.1 大会広報および見学者数大会開催案内は,北海道内の工業高校,専門学校,大学,職業能力開発施設をはじめ,関係各機関に大会ポスターならびにガイドブックを配布している。図2に大会ポスターを示す。大会当日は,選手関係者含め多くの見学者が来場した。表2に大会当日の参加・見学者数を示す。5.2 競技競技開始とともに,一人KYT(Kiken Yochi Training:危険予知訓練)の実施からスタートし,競技課題に取り組んだ。延長時間を含む競技時間内に終了した選手は,15名中11名であった。多くの完成者が出たことは,各選手日頃の練習成果を発揮したことが伺える。また,多くの見学者が選手の技を熱心に観察していた。図3に競技風景,図4に会場風景を示す。5.3 審査競技後の審査時間は,全体で約100分である。選手一人あたりの審査時間は,約6~7分であった。審査は,審査員9名,審査補助員7名により,8項目の審査を行った。審査員ごとに判断基準が異なる恐れがあるため,審査員は担当の審査項目のみ全選手の審査を行った。事前に模擬審査を実施していたこと査項目があるため,審査項目ごとに審査の順番について記載した。5.大会実施報告

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